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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

小泉外交最後の仕事は?

という話を、タイトルだけメモとして書いたのは実に2004-11-23。メモだけ書いてほっとくのは俺にとっては珍しくないとはいえ、すごいな。
で、何が最後の仕事かというと、もう中国にはとことん嫌われたほうがかえっていいんじゃないか?という話です。
だいたい今、かりに靖国参拝をやめたって、絶対に小泉純一郎個人が信頼を中国から得ることはありえない。そして小泉首相は、所詮は任期一杯やったとしても、もう時間は限られているのだ。
思えば参拝は、総裁選において公約し(8.15にだが)それで当選したと言う面も含め、また小泉の性格的なものも考えると中止するのは困難だろう。
半面、神社参拝はすぐれて小泉の「属人的」な課題であって・・いや、仮にそうでなくても逆に「属人的な課題」に無理やりにでもしてしまえばいいのである
そこで、いっそのこと小泉は「適切に判断」し、彼は批判を招致で参拝を行う。
中韓などはもちろん沸騰するだろうが、小泉の後継者が、フリーハンド権を持ったまま、「靖国」カードは握りうる。駆け引きによっては、大きく売ることも可能であろう。
これは外交の話だけではなく、そもそも宗教施設にいく行かないは「属人」の問題であるべきであるというのは論理的な大原則としても存在する。
日本の歴代首相でクリスチャンはたしか2人だったはずだが、大平正芳首相らはいかにも日本的なルーズさを持っていてくれたから参拝に抵抗しなかった。
しかし、もっと厳格な宗派の政治家が首相になることもあるだろうし、某日本最大の宗教団体のかたが首相になることだってありうるんだから(笑)。

と同時に、逆に「小泉首相の間に、中国がカリカリするような仕事はヨゴレ役としてやってもらえ」というのを基本方針とすればよい。これはみなが列挙しうるだろうが
◆台湾との関係強化
ダライ・ラマへの政府待遇向上(普通に会ったっていいんだよ、世界的常識では)
◆人権、ウイグル問題などで踏み込んだ発言

森派を基盤としていることもあり、可能なはずだ。
ついでにいうと、次期首相は戦略的な冷却期間を置くという点から、自民党内でも安倍晋三の目は小さくなってきているようだ。実際、安陪氏は経験が大いに不足しているし、ポスト小泉の期間に存在感を増せればよし、かすめばその程度の政治家だったという形でいいのではないか。


ああ、そういえば今日は「諸君!」の発売日だったっけ。やはり中国特集です。