「発言席」というコーナーで、田中真紀子前外相がこんなことを書いています。
「北朝鮮による拉致問題の全面解決は、金正日体制の打倒以外に道はないとかねて考えている」
「恐怖政治以外の何ものでもない」
「独裁者が支配する国」
「その体勢にピリオドを打つための方途を考え出すことにある」
「究極的には国連の場における糾弾も視野に入れなければならない」
いや真紀子さん、あなたにしては珍しく正論ですが(笑)、あなたが外相をお務めになられていた時代を含め、小泉訪朝以前にあなたがこのような見解を披露されたという記憶がないんですが。
というか、平沢氏によれば金のドラ息子がディズニーランド観光のため不法入国し、拘束された際「テポドンが飛んでくる!」とパニックになって慌てて出国させることを決めた人、
2000年に政府が決めた50万トン米支援に関し、拉致家族が反対を彼女に陳情したところ「50万じゃなくて100万トンおくるべき」と言い放った人、
それが貴方でしょうが。どうも田中真紀子氏は、佐高信とかと同様、発言の前後の整合性を気にしないのが特徴である。
まあ、一流デマゴーグの資質を利用して、囲み内の主張を繰り返すならばそれなりに有効ではあるが、どうせ政権攻撃が主眼であって本気じゃないんだろうな。