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2009年04月22日
【メディア / 書籍 /DVD 】 kamipro 「五味サイドに取材申請すると、とてものめない要求をしてきた」 < Gryphon
http kamipro134号
「五味隆典座談会」で、最近同誌に五味インタビューがないことに関連し、同編集部から。
「五味本人の意向か分からないけど、五味サイドからの注文が多いんですよ。『表紙かどうか』『五味と同じ階級の選手よりかならず前の位置にしてください』『ほかの選手に五味のことをしゃべらせるのか』とか」
「要求は飲めないから見送っていたら、五味サイドからすれば『DREAMばっかり取り上げて!』となっていったんじゃないかなあ」
「五味本人がどう思っているかは知らないですよ、。ただ五味サイドから、とても飲めない要求があったことは事実です」
発言者は座談会司会のジャン斉藤編集長。
座談会では
「中蔵戦はすごく興味あるんだけど、復帰の舞台としてはちょっとまとまりがよすぎる気もする・・・復活したときによりドラマチックになるように、もっと苦しんでほしかった」
「ギラギラとした目で這い上がる五味が観たい…どっか保険がきかないリングで、出直す姿が観たいね(※修斗・戦極は保険が利く?)」(堀江ガンツ)
「面白いけど、消去法の結果ならちょっと。UFCやDREAMではエネルギーを使い、戦極では北岡の下になるから、暖かく迎えてくれるだろう古巣を選んだとしたらちょっとな」(橋本宗洋氏、大意)
「まだ遅くは無い。川尻達也と魔裟斗挑戦者決定戦をやってほしい!」(ジャン斉藤)
とまあ、手厳しい「喝ッ!」が並んでいます。
”五味隆典”に厳しい言葉をかけているのか、”戦極の五味隆典”だから厳しいのかというあれはさておいて、そのついでに上の暴露があり、わはははは、とたいへん楽しみました。
そうか、わっしは無責任な読者として読んでいるぶんには、そんなこと気にしたことないんだけど、編集長ってたいへんなんだね。
もしA選手とB選手のインタビューがほしくても、この両選手(サイド)が「表紙にしろ」「最初のページにのせろ」とか言ってきたら、どっちかを取らないといけないわけだ。
ついでに「おれのB選手批判、必ず載せろよ!」「B選手を他の記事で批判していたらNGです」とかの対立もあるだろうしね。
まったく世の中、どんなお仕事もタフでシリアスなもんだぜ。
さて”五味サイド”は「個人のプロモーションとして当然のことをやったまで」というべきか「器量が狭いエゴ丸出しのファッキンやろう」というべきか。さらにkamiproは「うちはそれを硬骨に断ったが、他のメディアはヘタレでその要求を呑んでいる」ということを匂わせている。このへんのことも面白そう。
それはともかく、ひとり五味にとどまる話ではなく、そういう点でkamiproは金鉱を掘り当てたと思うのですよ。
すなわち「あの選手、取材のときにこういう条件をつけてきた!!」大暴露シリーズ(爆笑)
これは長年、格闘技雑誌をやってきたところじゃないとできない企画だから是非やってほしい。勝手なイメージですが、赤パンツとかはすごく注文が多い気がする(笑)。
というか、五味のときだけ言うのは、それほど五味サイドが「カ…カテエ…!」のかもしれないが、「あー、あー、やっぱりかれらは『戦極』に対してはねぇ」というふうな文脈で読まれるのを懸念するのであります。だから無差別にやるといいかな、と(笑)
ところで。
五味座談会より前のページに青木真也KO負けを受けた論文、独白形式のインタビュー、座談会があり、論文にはOMASUKIFIGHTが引用されている。(雑誌読者、ブログ未読の方へ。あのブログはそのエントリ以外でもおよそMMAファン、プロレスファンは必読です。この機会にブックマークを http://omasuki.blog122.fc2.com/ )
ただ、その座談会を読んでいたら、青木の母親の前での号泣は、人前でやるべきなのか、それも彼の個性なのかという議論の中で
「青木に文句をいうのは『自分の理想とするヒーロー像に近づいてほしい』というエゴなんだよね」(某氏)
という一節があり、「いや、そうかもしれんけどそれじゃ『五味隆典座談会』ぶちこわしだろ!!」と、思ってしまったのでした(笑)。
今回は、この二つの座談会のどこが共通していて、どこが違うのかを読み比べると面白い。
青木も青木で、五味と同様にどういう復活劇を見せるかという部分が注目されているしね。