――女子バンタム級とフェザー級の2冠王者で、これまでバンタム級王座を5度防衛したアマンダ・ヌネスが、今回フェザー級王座の初防衛戦に臨みます。無敵の快進撃を続けるヌネスを、髙阪さんはどう見ていますか?
「ちょっと手がつけられないほど強くなっているのは、多くの人が感じていると思いますが、その圧倒的強さの要因がどこにあるかが、大事なところです。いろんな要因はあるとは思いますが、まず挙げられるのがパンチの距離感。相手に当たるだけじゃなく、仕留めることのできる距離。自分にとってのヒットポイントがけっこう遠いところにあることを、ヌネスはどこかでつかんだと思うんです」――相手のパンチは当たらないが、自分は倒せるパンチが出せる距離をみつけた、と。
「だからヌネスの試合を観て、“相手は手も足も出ないじゃないか”って感じる人もいると思うんです。距離設定が遠いので、相手からすると自分の打撃が出せない、出したとしてもいい位置で当てているわけではないので、倒すまでには至らないっていうことが起こっているんです」
どうでもいいが、WOWOWもアンダーカードを報じないなど、ちょっと扱いが悪くなっているような…