【トンガ噴火お見舞】INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

コナー・マクレガー突然で唐突な引退宣言。駆け引きか、本気か……そもそも「稼ぎ終えた」か?

【UFC200】コナー・マクレガーが引退発表、UFCも7月9日ラスベガス大会欠場を公表!! http://mmaplanet.jp/56106


この日、コナー・マクレガーは自身のツイッターで「I have decided to retire young.Thanks for the cheese.(若いけど引退することを決めた。みな、ありがとう) Catch ya’s later.(またな)」とツイートしMMAワールドが騒然としていた。

今回、UFCでは欠場理由に引退という文字は引用しておらず、マクレガーからUFCにコマーシャル撮影および記者会見を含め、同大会のプロモーションの全てに参加しないという連絡があり欠場を決めたという説明・・・・・・・・・


格闘家およプロレスラーの引退は、そもそもどこまで本気なのか、このあと復帰するのかがわからない。様子を見るしかない。



ただ、マクレガーを離れて一般論でいうなら… あたしは以前から、数十億を稼いだボクサーが、それでも破産してしまうのを見て、えーっと思っていた。
悪質な取り巻きがいて、ハングリーなファイターは浪費ともいえる派手な生活に親和性がたかいというのも十分わかるけど、それでもたとえば10億、5億稼いだ段階で「はい、これでもう十分だ。あとは静かに地道に暮らすよ」と、そのあふれるばかりの財産を手にして、そこから完全に守りに入って、「それからいつまでも幸せに暮らしました」という人はいないのかねえ?と。
いや、いるんだろうけど、表に出てこないんだろうな、それは当然(笑)。 野球選手もしかりだ。一流になったら、サラリーマン生涯賃金の二倍三倍。

それを堅実にためて
現役引退後は、何をするでもなく
悠々自適に生きている…という人だって
いるはずだ。

でもまあ、そういう一流は解説、コーチ、監督と現役選手を退いても仕事がある構造だろうしね……。



ただ格闘技は、次の試合で死ぬかもしれない、というものだ。
ふと思い立って、そして貯金通帳を見る。
「あれ? もうこれで十分じゃないか?なんで死ぬかもしれないオクタゴンに、俺また入るの? なんでネイトディアスと再戦するの?」と、ふと気づく…なんてことも、あるかもしれない。
そこで引退を決意、断然やめた…ってのもおとぎはなしが過ぎるかな。
一説には、二十億近くをすでに稼いだとも、そうでないとも・・・・・・・・・・



ボブ・サップはある意味、それに近い。ただ彼の場合「どうせならこの知名度で上がるだけあがって、ヤバそうなら高速タップしてギャラだけもらう」というさらに斬新な方法を編み出した。マクレガーもこれをやってみればいいのに。


漫画家・小説家だっておなじ。「もうサラリーマンの一生分を稼いだ。新連載とかなんでやるの?なんでこの作品完結させる必要あるの?」と思っても道徳的批判はできない。

過去に、何人かを念頭において(笑)、こう論じた。


いや、上ではネタにしてしまいましたが、何度か再論する。
実際のところ、既刊が売れてそれだけで生活が十分安定している人が「いまは仕事したくねー」と言ってのんびりのびのび生活してたら、それを責めることは出来るだろうか。
日本人は仕事に追われて、心のゆとりをうしなっているのではないか。

メキシコの田舎町に訪れたアメリカ人旅行者が活きのいい魚を上げてる漁師に出会った。
旅行者は「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と漁師に尋ねた。
漁師は「2時間ていどかな」。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。仕事にあまった時間はいったい何をするの」
と聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝たり、子どもと遊んだり、女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、 ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。 いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。 お金が貯まったら大きな漁船を買う。その後、自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。 そしてロサンゼルス、ニューヨークへと進出し、君はマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「それからどうなるの」
「それから? 今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、ギターを弾いて、歌をうたって……」

……憎まれ口を叩いているが、根本の話として、既刊作品の印税や映像化権などによって、どう考えても生活可能な収入を得ているだろうクリエイターが「これ以上稼ぐ必要なんかないわー。あとはあそんで暮らすわー」といってもそれはその人の才能のたまもので、本来批判される筋合いはない…というか自分がその立場ならそうなっていると思う(笑)。
それを完結させただけでも本来はすごいギフトだと感謝したい。


これはまったく具体的根拠のない、状況からの決めつけだが、ジャンプで大ヒットをとばした「SKET DANCE」の篠原健太氏がいま、音沙汰がない(1回ぐらい読み切り書いたっけ?)のは、この「すでにサラリーマンの一生分を稼いだ。印税でアパート立てて、今はその家賃収入もあります(※評者の妄想です)。なんで新連載とか必要なの?」というまっとうな判断をしたがゆえじゃないか、と俺は思っている(笑)。



しかし、そういう人ばかりだと困るわけで…結局、漫画でも格闘技でも上に行くやつはマネーだけじゃない、スポットライトや栄光、創作や勝利…そのものにも欲求がある人が多い。かくしてマクレガーも篠原健太も、いつか自分の戦場に戻ってくるのでは、と思うのです。


ミルコ・クロコップ的な理由での「引退」の可能性は?

唐突過ぎる形で、ケガもしてない選手が引退を発表すると、そういう目で見てしまうところがあるのも、正直事実です……



かんべむさしに「なんにも専務」という名作があった。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090912/p5
で書いていたけど

思い出したのが、かんべむさしの短編「何にも専務」というやつで、ジュースや牛乳パックの製法でぽっとアイデアを思いつき、特許を取ったらその製法がすべてに利用されるほど画期的だった。会社を作り、親族が社長や常務になり自分は専務。
そして、本当に(仕事は)何もしないで毎日をすごす。
ただそれだけの話だったが、非常にある意味で、夢いっぱいのファンタジーだった(笑)。俺もこうなりたいと思いつつ、果たせず今に至る(笑)。

この人はちょっとステーキとかを食べる程度には贅沢だけど、それ以外は全然派手な生活をしていない。ふつうの中産階級の生活である。
ただ、その生活を特許収入で得ていて、はたらいていないだけだ(笑)


現役時代にプロスポーツで稼いだマネーの利子や投資収益などで、そんな生活を送っている成功者もいるのでしょうね。