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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「会計」ってものは知らずばなるまい−−新刊紹介

まだちょっと格闘技の話に戻るが、我慢してくれ。今や、DSEの広報・プロパガンダ誌に大出世した「紙のプロレス」ですがかつては主人を持たない、天下の素浪人でありました。(いや、前田日明親分はいたけど)

今でこそ、あるソースによると、執筆者に払う原稿料は業界内でも飛びぬけて高く、支払いも確実だと聞きます(???)が、その当時は「ギャラを払わない」ことを売りにするという脱資本主義社会的な状況だったとのことです。


そして、当時のおもしろ連載のひとつが金閣寺会計士がかたぐるま」
同誌を発行する会社「ダブルクロス」の会計を不幸にも(笑)受け持った会計士が「どんなにこの会社の経営はメチャクチャであるか」をテーマに書いたものだ。

もちろん、会計士には守秘義務がありまして、金閣寺会計士は何度も抵抗してるのだが、結局は「このコラムは、会社側から許可、要望があって執筆しています」と注釈をつけて短い連載をしていました。
これは、同誌が初期にモデルとしていた「本の雑誌」へのリスペクトの一環で、椎名誠の友人である木村晋介弁護士が書いた「キムラ弁護士がうさぎとび」のパロディーでありますね。



いや、実際なかなかの名文だった。
基本的には常識人の金閣寺会計士が、いい加減極まりない山口・柳沢コンビ(当時)と周囲のメンバーにに驚くというコラムで、会計的には「電車賃を払って、それ以下の売掛金を回収していたら赤字で意味ないですよ」という、ごく初歩的な話などが多かったが、それでも「あー、なるほど」と素人的には驚いたものだ。

(ちなみに、その後対談に引っ張り出された金閣寺会計士は、山口日昇に「この先生はウチの会社の・・・を・・・・と書類に書いて、・・・・にしてくれたんだから!」といわれて、マジで青くなっていた。どうも「顧客のためにすごく頑張る」会計士さんだったらしい(笑))



そしてそれからだいぶ経過した2005年、ごく最近でた一冊の新書が話題を呼んでいる・・・

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)



うわー、この感想もふくめ、ネタの半分も書ききれねえや。経済、ゼニカネ問題特集は「もう一丁!!」