ラノベ半世紀の歴史 目利きが選んだ500作品が勢ぞろい!目利きが選んだラノベを500もの作品を、出版界や社会への影響と共に紹介した完全保存版。
『クラッシャージョウ』(1977年)から始まる、とされるライトノベル(ラノベ)誕生。
その約半世紀にわたるラノベの歴史がわかる本。
〈執筆協力〉
秋津冴・荒川澄・飯田一史・池澤春菜・石井ぜんじ・うつぶせくん・海法紀光・熊谷茂太・堺三保・嵯峨景子・沙藤克広・さやわか・鈴木力・代島正樹・高島雄哉・立花圭一・朱鷺田祐介・七木香枝・HAta @小松菜屋・前島賢・前田久・森瀬繚・雪野宮竜胆・ゆずはらとしゆき
《紹介作品》
クラッシャージョウ/機動戦士ガンダム/妖精作戦/ロードス島戦記/風の大陸/スレイヤーズ/MAZE☆爆熱時空/魔術士オーフェン/ブギーポップ/フルメタル・パニック! /キノの旅-the Beautiful World-/イリヤの空、UFOの夏/戯言/涼宮ハルヒ/とある魔術の禁書目録/デュラララ!!/ゼロの使い魔/空の境界/生徒会の一存/俺の妹がこんなに可愛いわけがない/ソードアート・オンライン/僕は友達が少ない/やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。/カゲロウデイズ/謙虚、堅実をモットーに生きております!/Re:ゼロから始める異世界生活/無職転生/転生したらスライムだった件/薬屋のひとりごと/本好きの下剋上/ようこそ実力至上主義の教室へ/りゅうおうのおしごと!/蜘蛛ですが、なにか?/ゴブリンスレイヤー/弱キャラ友崎くん/シャングリラ・フロンティア/ひげを剃る。そして女子高生を拾う。/陰の実力者になりたくて!/千歳くんはラムネ瓶のなか/探偵はもう、死んでいる。/わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)/ユア・フォルマ/サイレント・ウィッチ/負けヒロインが多すぎる!/誰が勇者を殺したか/……他
ライトノベルの半世紀◆『大全』発起人が抱く危機感
2026年04月03日12時00分
1970年代に誕生し、中高生を中心に愛され続けてきたライトノベル。その半世紀の歴史を初めて網羅的に記録した『ライトノベル大全』(時事通信社)が2026年3月に刊行され、ラノベファンの間で話題を呼んでいる。順調な歩みに見える50年だが、同書を企画した中津宗一郎氏は、意外にも序文にこう記している。「数多くの傑作が、読者の世代交代とともに次第に忘れ去られていく」──この危機感の背景と、次の50年への展望を聞いた。
── 企画の原点はどこにあるのでしょうか。
私自身のキャリアはスニーカー文庫(KADOKAWA)から始まり、スニーカー大賞の立ち上げにも携わりました。ライトノベルは文芸として認められず、漫画に近いコンテンツと見られ続けたため、記録する側が不在のまま半世紀が過ぎてしまった。たとえば冴木忍による『〈卵王子〉カイルロッドの苦難』(富士見ファンタジア文庫、全9巻)は、ライトノベル初期におけるファンタジーの傑作ですが、現在、映像化も電子書籍化もされないまま、多くの読者に知られることなく埋もれています。このような作品を発掘し、再評価する──それがこの大全の使命…(後略)
このブログでは【記録する者たち】という準タグを作る程、こういう「記録を残す」という問題にこだわってきたつもりだが、こんな身近なところにこんな大きな問題があったとは。
いや、実際の所、自分はこう眺めていると、あまり「ライトノベル」を通過しなかった。ほんのちょっとだけ、世代と範囲がずれたのだな。
だからこそ、である。
たしかにそれは、まずどこかに記録され、そこから系統や理論も導き出せるかもしれない。「ツンデレ」も「俺TUEEE」も「悪役令嬢」も、そんな中から生まれた系譜論だし、一種の世界体系なのだから。
べらぼうで言うところの「本の系図」だ。
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ただ、だからこそ、埋もれた作品、埋もれそうになっている作品を発掘しなければならない。
ところで
この本では歴史をクラッシャージョウからつづっているが

こんな本人の想い出話がある。
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もっともそれで、第一世代の方々には「俺たちが低俗と言われたSFを変えて、ここまできたのに、高千穂がまたもとに戻しやがった」とお叱りを受けたのは事実です。小松さんがスぺオペもいいじゃないかと支持してくださらなかったら、やばかったですね。野田さん、小松さんはわたしとスぺオペの恩人です。
— 高千穂遙 (@takachihoharuka) May 8, 2024
記事では言う。
大衆文化として評価される軸と、文芸として評価される軸、その両方が必要です。桜庭一樹や米澤穂信が直木賞を受賞したように、ラノベ出身の作家が文学の世界で評価される土壌は育ちつつある。しかし、ジャンル全体の地位向上には継続的な評価の仕組みが不可欠で、ゆくゆくは「ライトノベル版直木賞」のような賞の創設が必要
以前、自分も書いたが、「ライトノベル」だけでなく、たとえばもう今の勢いだけで言うなら「異世界文学賞」「悪役令嬢賞」「婚約破棄賞」ぐらいまで作られておかしくないだろ。そしてぜんぶKADOKAWAが賞金を出すべきだろ(爆笑)。
「ヤンキー(ギャル)とオタクの友情賞」も作れる、
あと何年かあとには「2010年代、20年代にはなぜか『異世界もの』が流行し…中でも「悪役令嬢」「パーティ追放もの」という特異なジャンルが…今ではまったく見ませんが…」となっているかもしれない。逆にゆるぎない一ジャンルとして、新聞に「ことしの悪役令嬢文学賞/ヤンキーと陰キャラ友情文学賞に●●さん」という記事が載っているかもしれない。未来のジャンルのはやりすたりは、誰にもわからないし、案外こういうのの”復権”を目指す旅の中で、金鉱を掘り当てるかもしれない。
なんて与太話は、この時に書いた。
意外なほど、一時期は超隆盛を極めて、その後消滅したジャンルはある!
【記録する者たち】
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