そういえばいま週刊少年ジャンプには「自陣営最強お姉さんが師匠についた新人少年主人公のオネショタ気味超常バトルまんが」が三本並んでんだよな pic.twitter.com/uwydlr6pYT
— インクエッジ (@02Curry) October 16, 2025
「鵺の陰陽師」=和(現代日本学園もの)
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月16日
「魔男のイチ」=洋(所謂中世欧州風魔法世界)
「カエデガミ」=中(所謂中華ファンタジー)
…ときれいに棲み分けておりさすがに四本同時はないだろうけども
「自陣営最強キャラが師匠につく」というのはまぁ近年では呪術の五条を連想するかもだが、それぞれ制限がつけられて(鵺とカエデは弱体化が掛けられておりイチはどんだけ強くても勝利条件を満たさないと勝てないシステム)実力どおりにはふるまえず、どちらかというとBLEACHの夜一みたいなポジション
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月16日
(「鵺の陰陽師」「魔男のイチ」は鉄板安定だけど「カエデガミ」はちょっと危ういニューカマーで横並びではありません。そもそも在来の有力作品「カグラバチ」と語感が丸カブるタイトルからして頼りない…)
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
三作とも少年主人公が最強お姉さんに出逢って師弟になるのが冒頭編で、つぎに主人公と同年代でぜんぜん強くない三人目の女性キャラがチームに加わります メインの師弟関係は家族愛ベクトル、この三人目は主人公との恋愛可能性を確保した枠(可能性をおく枠というだけでそこまでいくかどうかは不確定)
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
この構図、ジェンダーギャップの観点で見ると「作中誰よりも強くて世間から畏怖される人物が女性」「主人公男性に(ときに上から)物事を逐一教え諭すのが女性」「男性主人公と色恋沙汰にならず、しかし強い家族愛・友愛の関係を構築する」めちゃめちゃ便利なソリューションなんですわ
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
オーソドックスに男性主人公のコンテンツに登場する、男性主人公に従属しない強くて自由な女性像…というのは昔から評価を得ており、古くは「ルパン三世」の峰不二子みたいなキャラクターは女性人気が高い そこではセクシーなルックも男性への性的奉仕に紐づかないため安直な「減点」にならなくもなる
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
そりゃあなんでもかんでも見境なく、ただ乳がデカいというだけでフルオートに吹き上がる層もある 「男性」だろうが「女性」だろうが個人の趣味嗜好や思想は属性全体を代弁・代表しない、総意なんてもんはない
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
「カエデガミ」が過剰にヨワそうに見えるのでこっちで並べよう(「魔男のイチ」連載開始号の表紙レイアウトは縦奥並びなので一周年記念号をチョイスしてあります)この構図のときはコンビのカミシモも同じになるのな pic.twitter.com/N0MunwNgee
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
加えて、「お姉さん」は少なくとも主人公より年配ふつうは「大人」なので少女幼女趣味ベクトルの逆もいけるのだhttps://t.co/Tndn6ljpjx
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
「設定上は大学生」と同じで「設定上は数千歳」も空疎な能書き(規制回避の建前でもある)でしかない あくまでそこにあるルック・立ち振る舞いの年齢感
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
オネショタ気味コンビもの、主人公が敬愛するハイスペ大人キャラといっても黒人キャラがノルマクリア的に押し込まれがちな外縁ポジション(組織の長とかのお飾り偉い人や後方腕組み役)とは違う。至近距離で日常を共にする家族同然の「仲間」であること…きのうは「メインチーム」つったかな? そこ大事
— インクエッジ (@02Curry) 2025年10月17日
さてジャンプ、読む作品と読まない作品があり、その三つは読まないやつだ。
だが「ジャンプで、たしかにそういうの増えたよね、新しいところで言えば…」と思って思い浮かぶのがハンター×ハンターじゃ、やはり老害引退となる。
名前も出てこなかったわ、ビスケねビスケ師匠。
dic.pixiv.net
kirua-hunterhunter.com
だがなんかあるんだろうし、たしかに多くなったはずだ、といううっすらイメージは自分も持ってる
この「師匠あるある」を漫画にしたのがオモコロに載ったのが2018年
omocoro.jp
当のジャンプの内部でそれをやるか!のウィッチウォッチが…「ありがち師匠」ネタやったの2023年か。
m-dojo.hatenadiary.com
どっちにも「それっぽい、ベタな存在としての女性師匠」は登場しておりました。
てかオモコロでは、女性師匠だけですでに3パターン…

ただ、こういう問題があるわな。
・エンターテイメント(に限定します)は、面白いものを追っていくと、キャラクターの「テンプレ」ができる。
・それは往々にして、人種や国籍や宗教や性別や趣味に関する「ステロタイプ」を作ったり、それに乗っかっていたりする。
・それが思想的に批判されたりする。
・そんな思想とは別に「このパターンはもうマンネリだ!敢えてずらして正反対のキャラを描くぜ!」という人が出てくる。
・さらには「どうせならかわいい女の子(男の子)にこの役やらせたいわ!普通のテンプレなら、おっさん(おばさん)の役だけどな」てな動機もある。
・結果的に「若い女性のマッドサイエンティスト」とか「少女だが寡黙で戦闘力が最強。幼なじみの男の子をその武力で守ってあげる」「若い男だけど綺麗好きで掃除大好き」とかの「テンプレ破り」が生まれる。
・それがフェミニズムなどの思想的にも評価される。
いや、それでいいんならいいんだけどさ!!!!
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