発表の日が平良達郎のUFC試合だったので、語ってないことに気付いた。
まず、どうでもいいんだが、日付が「日本時間12月8日、現地時間12月7日」というのがなぁ……いやこの種の連想は余りスポーツに持ち込むのは剣呑だとはいえ
“12月7日(日本時間8日)の『UFC 310』"…おいおい、日本時間12月8日、米国時間7日に突然、日本の主力が、米国の主力部隊を奇襲すんの?日付的に、成功しちゃうじゃん(笑)!!
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) October 12, 2024
“【UFC】朝倉海がいきなりフライ級王者パントージャに挑戦「RIZINチャンプとして……」” https://t.co/zRyls6GVSV
このネタ、もっと掘り下げたいんだけどやめとこう。
記者会見で、けっこう話が出てるけど
gonkaku.jp
──今回のことは決まったことで、朝倉選手が何かUFCに意見を言えることはないと思うんですけど、平良選手がコツコツ勝って世界王座を目指していたところで、海選手が一発で挑戦することを歓迎をしない声もありますが、どう思いますか?「そういう声も出てくるだろうなとはもちろん想像はしていましたけど、結局UFC側が決めたことで、UFCが評価することなんで。僕がUFC以外のRIZINで今までやってきたことだったり、YouTubeで活動してきたことだったり、その全てがUFCの社長に届いたわけなんで、それは僕がやってきたことは間違ってなかったんだなと思っています」
自分ははっきり肯定的なんだよね。
ただそれは朝倉海、という個人のポテンシャルも勿論あるけど、いわゆる「チャンピオンvsチャンピオン」路線というのが個人的に好きなんだよ。
UFCが自助努力によって現実に他団体を圧倒し、他団体の王者だからUFCの王者と互角だろう……的なイメージをもはや持ちようが無い、というのも一方の事実だけど、それでもPRIDEが買収される前後、ミルコ・クロコップやアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ヴァンダレイ・シウバが次々と参戦してた頃のわくわく感ってあったじゃないですか。
その時もいきなり王者挑戦はなかっただろ、と言われるとそうなんだけど(笑)、それでも、そういうのはあっていいと思ってる。RIZINだって、DEEP王者牛久絢太郎が初登場で王者と闘って…あれはノンタイトルだったか。
まあ、その先駆けとして、なんだよね。
ただ、試合単独で見ると、パント―ジャの試合をたくさん見たわけじゃないのだけど……
朝倉海は元谷友貴戦、アーチュレッタ戦で進化を見せつけ、特にタックルを防ぎつつ殺傷力のあるテンカオ(首相撲をしないボディへの膝蹴り)を武器にしている。
それは非常にたのもしいけど
朝倉海 UFCデビュー戦タイトルマッチ4️⃣
— MMA FRONTIER (@ufc_mmafrontier) October 13, 2024
アレクサンドル・パントーハ🇧🇷🏆
28勝5敗(8TKO・10Sub)34歳#朝倉海 #RIZIN #パントーハ #UFC310
pic.twitter.com/HBHETLYbBn
引き込めちゃうのが、朝倉海には危険だなぁhttps://t.co/0PJc4HGyVF
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2024年10月14日
タックル、レッグダイブを巧みに切る場面はよく目にしたけど、組んだ相手が自分から背を付ける「引き込み」でグラウンド勝負を仕掛けた時に朝倉海はどうなるんでしょうかね。
ただ、そのへんで競うより、最初の打撃戦で大きいのを当てる可能性もあるわけで、そういう点では一か八かの博打を仕掛けた方がいい気もする。挑戦権を得たこと自体が一か八かの博打的な面もあるし。
平良達郎、鶴屋怜のフライ級もあり、さぁどうなるか
UFC同階級の朝倉海と鶴屋怜のやり取り🔥#UFC #UFC310 #RIZIN pic.twitter.com/JoOcZ6KzTg
— Fight Memory | ファイトメモリー (@FightsMemory) October 18, 2024
UFCはRIZINとか榊原社長を「優遇」してくれてんの?
朝倉海がUFC 310でいきなりフライ級王座に挑戦する件について、UFC代表のデイナ・ホワイトがコメント。
— 人型エイリアン👽 (@HitogataAlien) October 16, 2024
「彼は強い子だよ。実力を査定する必要のない選手なんだ」
「彼は世界最強の選手の1人だ。そして、彼が本当に最強なのかを見届けるんだよ」
「王者が誰であろうと初戦で王座に挑戦していたよ」 pic.twitter.com/ySPFupA6gp
どうなんかね、ダナ・ホワイトは他団体を歯牙にもかけないというスタンスをキープし続けていたが、時に争い時に手を組んだ相手、そして何よりPRIDEの関係者としての榊原代表に、何かの愛憎を持ってくれているんだろうか。
また日本で、一度焼け野原になったMMAの荒れ地を耕し、ふたたび芳醇の地…一応の黒字経営と万単位の集客、そしてTHE MATCHで50万規模のPPVを成功させた手腕にリスペクトは或るんだろうな。
まあRIZINや朝倉未来の仲介以上に「日本人スターが輝けば、また日本興行ができるかも?」な思惑があるんだろうかね。
しかしそれで「初登場・初王座戦」が可能に成るほど日本マーケットに興味があるのかどうか……