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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

サンデー「双影双書」チャンピオン「もういっぽん!」雑誌から公式サイト連載に……

双影双書


もういっぽん!



感想と展望

両方とも、好きで応援してた作品だったが…
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一般論としての漫画公式サイトと、紙媒体についての違いは以前からいろいろ語られている。当事者のインタビューも含め…

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・サイト・アプリは理論上、無限に(予算の範囲で)連載作品も読切も、多数載せることができるわけで…これはぶっちゃけ「百発百中の砲一門(16作品?)vs百発一中の砲百門」の論理という奴で……「紙のジャンプに載っているのが一軍、ジャンプラは二軍」という、読者のほうの反応というか格付けの意識が、下駄をはかせている時間が続く間の話じゃないかしら。
  
・そして、その格付け意識は、急速に失われている……小学生も中学生もスマホを持っている今、ジャンプラ…というかサイト・アプリに載っている無料購読可能の作品が本道で、「有料で買う紙の雑誌(+電子書籍)」は、非常にマニアックな未知の作品……になりつつある
 
・ジャンプはアンケートによって、現在の連載を決める。これは公平で健全なシステム。ジャンㇷ゚+はそれに加えて完読率とかコメント数とか、閲覧数とか、「いいジャン!」数とか、いろんなデータがあるのでどう活用できるか模索中。
 
・掲載誌面に制限がない以上、掲載基準は緩くなりたくさん載せることができる、つまり試行錯誤ができる。ページ数もぶっちゃけギリギリの段階で見開き増やしたいので2ページ増とか、今週は休んで番外編5ページ、とか決めることができる。
 
・何かを始めるには何かを終わらせねばならないということがない点ですね。 Web に関しては紙面が無限なので、面白ければ全部始められます…
 
・今の時代はそもそも紙の方が見つけてもらうのは大変なんじゃないですか。物理的に現物を買って、読んで、口コミもリアルの紙を選んでからデジタルに入力しなければならない。その方が多分ハードルは高いはずで、 Web の方が面白かった時の伝播力ははるかに高いと思っています…紙の雑誌にいた時の方が絶望的に口コミが少ない…


だけれども!
いま現在の話でいうなら、やっぱり人気作品を紙媒体は手放さない……体調やスピードの関係で、紙雑誌の厳しい締切が難しい(仮に雑誌連載を2週に1回と決めても、そこに「柔軟さ」が無い以上、サイト掲載のほうが助かるだろう)という双影双書のパターンならあり得るかもしれないが、やはり一般的には「大看板、超人気作品ではない」作品が紙媒体からネット連載に移籍する、という傾向が2023年現在はまだあるんだろう、と思うのです。


でも「もういっぽん!」はまさに今アニメ化…それも柔道漫画としては数十年ぶり、2本目の作品(帯をギュッとね!も柔道部物語も未アニメ化作品!)なんだから超人気なんでしょ?と思うかもしれないが…おそらく、これは当方の完全な推測だが、単行本の売り上げなどの数字だけじゃなく(というかその数字だと厳しかったが?)、健全さとか当該スポーツ業界、教育界とのコラボ可能性があるとか、柔道漫画が逆に海外で珍重されて売れる!とか、そういう期待値を込めたアニメ化だったんじゃないのかねぇ。
途中の作者画像で、「連載当時の夢」とある中で、「アンケート1位」は未到達だった、となっている(まあ雑誌には「不動の一位」が君臨した関係で、一度も取れない人気作品も多い)。



でも、両作品ともまさに編集者がいうように
「Web の方が面白かった時の伝播力ははるかに高い」
のです。心機一転で作者も、そして既存読者も新規の読者も、忘れずに公式サイト掲載の連載を読んでバズらせてほしい!


実際、「もういっぽん!」は毎日更新の無料掲載が始まっている。これから、最初から通してみるには絶好のチャンスだ。
mangacross.jp