コメント欄で教えてもろうたこれ。
野球とMSX
あす10月27日(木)午後10時ー11時、NHKBSプレミアム「コズミックフロント」は「地動説 〜謎を追い続け、近代科学を生んだ人々の物語」。
漫画「チ。」ともコラボし、地動説を確信するに格った科学者たちの姿を、アニメ化も含め(通常のアニメではなく、人形劇をアニメ化したようなテイスト)紹介する。
コズミック フロント
地動説 〜謎を追い続け、近代科学を生んだ人々の物語〜
初回放送日: 2022年10月27日「地動説」をテーマにした漫画「チ。~地球の運動について~」とコラボレーション!名シーンをアニメ化すると共に、真理を追究し地動説にたどり着いた科学者の姿に迫る。
10月27日(木)午後10:00 ほか 放送予定へ
ただし。
はてなではブックマークが多数ついた記事が以前あったように、そもそも「チ。」で描かれたような、地動説を徹底的に弾圧し、大量処刑もいとわないC教、というのが現実の歴史ではフィクション、俗説なのですよね。
それらを批判・紹介する記事の中で、はてブが多数ついたものはこのへんかな?どれもはてブコメントも読みごたえある。
『チ。地球の運動について』というマンガが人気のようです.コミック売り場で平積みになっていたりします.近世の地動説をテーマにしていますが,科学史的にはありえない話ばかり.近世の政治史,宗教史からも突っ込みどころ満載ではないかと思います.
— 斎藤憲(ギリシャ数学史) (@ken_saito_greek) October 2, 2022※ここから開くと連ツイになっている。
ただ!!
その話、わしとこのブログでもいち早く、ほんとに一巻の発売の時…2021年1月に触れてたんやで、えへんぷい。
てか、褒めろ、おれを。
ウィキペディアを引用した(だけ)という偉業をたたえよ!
実のところ、「天動説から地動説へ」の経緯は、伝説に彩られて実情が見えなくなっている部分もかなりある。
…地球が動いているかどうかと、太陽と地球のどちらが宇宙の中心であるかは異なる概念であり、地動説は「Heliocentrism」の訳語として不適切だとの指摘もある。聖書の解釈と地球が動くかどうかという問題は関係していたが、地球中心説がカトリックの教義であったことはなかった[1]。地動説(太陽中心説)確立の過程は、宗教家(キリスト教)に対する科学者の勇壮な闘争というモデルで語られることが多いが、これは19世紀以降に作られたストーリーであり、事実とは異なる[1]。
ja.wikipedia.org…この裁判には疑問が多いことから、19世紀後半から検証が行われた[52]。第1の大きな疑問は、1616年の判決が2種類あり、内容がまったく逆であること、第2には、『天文対話』の発刊にはローマ教皇庁から正式の許可があったにもかかわらず、発刊をもって異端の理由とされたことである。
Giorgio di Santillanaらによれば、有罪の裁判記録そのものが、検邪聖省自身が偽造したものであった。もちろんこれをただちに信じるわけにはいかないが、無罪の判決文が無効という証拠がいまだ見つからないことと、第2の理由もこれにより説明がつくことから、署名のない有罪の判決文は偽造であるという考えが強くなっている[注 7]。ただし、この1616年の有罪の判決文が偽造であるという説については、偽造した者が誰なのかいまだにわかっていないということもあり、ただちにこれを認めることはできないという主張がある。
ja.wikipedia.org
ただ、その「19世紀以降のストーリー」に基づいて物語が描かれても、非常に興味深いものになるだろう。
・・・・・・・だもんだから、コズミック・フロントではそのへんのことをどういう風に描くのかしらん???
その番組放送の直後に「ヒューマニエンス」で『文字』!!
(初回は25日で、これは再放送らしい)
ヒューマニエンス 40億年のたくらみ
最終更新日:2022/10/20(木)13:35
ヒューマニエンス「“文字” ヒトを虜にした諸刃の剣」
「文字」の歴史は20万年のホモ・サピエンス史のわずか3%、いわば新参者だ。そのためヒトの脳は、かなり無理をして「文字」とつきあう運命に。その結果どうなったのか?
番組内容
「文字」は「言葉」と一緒に扱われることが多いが、実はまったく違う。例えば、言葉は誰もが生まれながらに習得できるが、「文字」は教育の社会インフラが不可欠だ。脳での処理が違い、話すためには言語野があるが、読み書きのためには専門領域が無く、他の領域を流用している。いわば無理をしているのだ。絵画などで優れた才能がある人の中には、文字を苦手とする人も珍しくない。文字と人類、その出会いと功罪の歴史を妄想する。
だが「チ。」にはいかにもふさわしい。
だって、「文字は奇蹟だ」とまで、この作品は断言してるのだから。
もっと語ることはたくさんあるし、「文字」を論じ、讃える作品についてもいくらでも紹介できるんだけど、まずは.
そして10月27日は、この初日となります。
www.dokusyo.or.jp
読書週間の歴史終戦まもない1947年(昭和22)年、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているなかで「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社・取次会社・書店と公共図書館、そして新聞・放送のマスコミ機関も加わって、11月17日から、第1回『読書週間』が開催されました。 そのときの反響はすばらしく、翌年の第2回からは期間も10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)と定められ、この運動は全国に拡がっていきました。
そして『読書週間』は、日本の国民的行事として定着し、日本は世界有数の「本を読む国民の国」になりました。
いま、電子メディアの発達によって、世界の情報伝達の流れは、大きく変容しようとしています。しかし、その使い手が人間であるかぎり、その本体の人間性を育て、かたちづくるのに、「本」が重要な役割を果たすことはかわりありません。
暮らしのスタイルに、人生設計のなかに、新しい感覚での「本とのつきあい方」をとりいれていきませんか。『読書週間』が始まる10月27日が、「文字・活字文化の日」に制定されました。よりいっそうの盛りあがりを、期待いたします。