「守れ!しゅごまる」…他作品をネタにするのはお家芸だろうけど、まさかジャンプでなあ…
コレ、ホントに守れてる!?
『ONE PIECE』公式スピンオフ漫画『恋するワンピース』で邪智暴虐の限りを尽くした伊原大貴が、ジャンプ本誌に殴り込み...!
ボディーガード「しゅごまる」の活躍にご期待ください!
「邪智暴虐の限り」とか、宣伝文じゃねえよ(笑)
これがその本誌新連載作品。
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ジャンプラで連載していた作品は、そもそもパロディ…二次創作……スピンオフ……いやそういうのを超えた、奇妙奇天烈な何かだ(笑)考えるのをやめた。
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というか、この連載から「じゃあ次は本誌連載してみる?」とするか、編集部。
で、順調にいろんなことをやらかし、台詞やコマでもいろいろと他作品に迷惑を掛け続けたが……
今週のしゅごまる
— 𝐷𝑜 (@Pz_Do_) February 13, 2022
破壊神マグちゃんとコラボと言うか実質ジャックされてたwww
先週でマグちゃん最終回で本誌ではもう見れないと思っててテンション下がってたから見れて嬉しかった
あとしゅごまるのセリフがマグちゃん読者の気持ちを代弁してるのも良い😭😭 pic.twitter.com/LiKPsZytw7
しゅごまるがマグちゃんロスを救ってくれた…!?
— ルー@不定期活動系実況者 (@sazan_2003) February 13, 2022
またあの不味そうな食レポを見られるとは思わなかった…
恋ピの時にも画像使ってたから前回のHIKAKIN使ってたのはまだ耐えられた
でもマグちゃんは流石にヤバいでしょw
ありがとうしゅごまる
ありがとう伊原先生
ありがとう上木先生 pic.twitter.com/KRsyD7gnwX
俺もまた会いたかったんだ…
— ヨウヤットルヒラタカミムシ (@yoyattoru7) February 13, 2022
メンタル破壊する漫画ばっかのジャンプでマグちゃんだけは見れたんだ
メンタルを癒してくれるマグちゃんすっごい好きだ!!!
破壊神マグちゃんは永久不滅だ!!!
ありがとうマグちゃん…
ありがとう上木先生…
何やってんだ伊原先生…#破壊神マグちゃん#しゅごまる pic.twitter.com/Kj6ruqSiNP
本日発売のWJ11号、『守れ!しゅごまる』の中に、なんとマグちゃんが登場しています‼️
— 破壊神マグちゃん公式 (@magmenuek_info) February 14, 2022
ご依頼があった旨を上木先生にお伝えしたとき、先生がかつてないほど笑っておられました😄
伊原先生、このようなご機会をいただきまして、誠にありがとうございます✨#破壊神マグちゃん pic.twitter.com/HYOEuQENMy

漫画の進化をプロレスに喩えると「他作品いじり」は空中殺法的な趣がある。昔はトップロープから飛び降りるだけで超満員の観客がわいたものだけど、今では二回転半ひねりぐらいやるD難度の技を前座の若手が普通に繰り出し、それがフィニッシュにはならない……それぐらいの頻度で「他作品いじり」「ほのめかしをふくめたパロディ」はギャグの標準装備となり、しかも巨匠・他の出版社なんでもござれだ(笑)
だが……その中で、それ一本でのしあがってきた人間は、やっぱりさらにギリギリを攻めてきた。
なんか、ジャンプ連載だけれども…2年足らず、単行本だと8巻か9巻か……計77話で連載を「先週終えた」作品とコラボ……といっていいのか、合作と言っていいのか、そういう奇妙な何かをやると、普通のパロディの話題とは違った「うっ」「あっハイ」的な何かになるのね(笑)。
ja.wikipedia.org
ただ、たしかにそういうもので、少年ジャンプはアニメ化、100万部のヒット作品が形作っているのと同様に、或いは10週打ち切り漫画や、そして10巻には届かない程度に地味に続いて終わった作品も、ジャンプを構成しているのだ。
そこに眼をつけて、まさに「先週終わった」というタイミングで、こういう展開を持ち掛けた、作者のエクストリームさがちょっと好き。
だって、自分もまだ連載10話も行ってなくて、これからそれなりに形となるような連載続行になるか、おなじように「次回作にご期待ください」になるのか、まだわかんないんだから(笑)
久米田康治と畑健二郎
空知秀秋と篠原健太みたいな
m-dojo.hatenadiary.com
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こう言う大物同士の試合は、さながら全日四天王時代や、新日ジュニア黄金期のような、そういうブランド的な信頼感もあるが、
今回のまだ始まって「10週もやってない新人の新連載」と「”先週”連載が終了した作品の再登場」によるコラボは、画鋲と蛍光灯を持ち出して血まみれになるインディプロレスとか、場外乱闘が過ぎて国道に飛び出して渋滞を起こし、来日外国人選手が国外強制送還の寸前まで行った、とかそんな逸話を思い出すレベルでした。
そして「吸血鬼すぐ死ぬ」では、「伝統はあるけど、そこまでやっていいわけじゃない」なネタを出してきた。
【#吸血鬼すぐ死ぬ】明日発売「#週チャン」12号に第280死「手抜きじゃないよ!?!?!?」掲載!今回も読者様がTwitterで投稿してくれた中からサブタイトルを選定!
— 「吸血鬼すぐ死ぬ」公式 (@johnwakawaii) February 16, 2022
色々大変な中、突如天女が現れた…!!ギリギリと書かれる意味深な理由を本誌でチェック!
アニメ大配信中~!https://t.co/5kRDnn4P0h pic.twitter.com/NUOx3EJ0me

「一切衆生を 白き光で救済」…そしてタイトルの「手抜きじゃないよ」で、なんとなく悪い予感するだろ(笑)
救済というか、ほぼ実質「休載」だ。
ただ、これは伝統であり、王道である。
この種のネタは、白かったり黒かったりがあるけど、
こち亀もやった。
唐沢なをきもやった。
白とか黒とかじゃなく、何かの事情で絵が単純になっちゃった!あ、あくまでもギャグですよ、手抜きじゃないんですよ…という形なら棒人間とか、髪の毛の色が消えるとかで
篠原健太や久米田康治もやった。
そして何より、巨匠・レジェンド、吸血鬼ふうにいえば「真祖」の赤塚不二夫がやった!!
この場合、「手抜きじゃないよ」じゃなくて、手抜きなんだけどね(笑)

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…バカボン赤塚ギャグが、ある時期「見開き漫画」などのシュールな作風になり、それが世間や業界を驚愕させた…ことは有名だが、裏舞台を見ると「こうでもしないと締め切りに間に合わん!」「早く銀座に飲みに行きたい」とかが理由だったと(笑)しかし、どんな手抜きややっつけであっても、最終的には残るのは作品であり、それが大きな影響を与え、今なお漫画文化にそれが遺産となっている……
遺産というか、一種の「名跡」だ。つまり……
やりやがったよ!
— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) 2022年2月17日
「吸血鬼すぐ死ぬ」やりやがったよ!
だって『アレ』をやるってのはただの手抜きじゃない。
「俺はあの天才バカボンの、赤塚不二夫の後継者だ!!」と宣言するのに等しいんだよ…!
>色々大変な中、突如天女が現れた…!!ギリギリと書かれる意味深な理由https://t.co/2co91azKT0 pic.twitter.com/2sSKe7ctEA
ただ、それにしても限度はあるよな、ということも最後に付け加えておきたい。その限度を、作者が守ってくれるか、といえば、まぁ過去の実績から判断してくれ、としか(笑)
そういえば少し前、ウィッチウォッチも本当に「漫画内漫画『うろんミラージュ』を一本丸ごと掲載」やっちゃったんだよな……
詳細はこちら
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「なんかあやふやで思わせぶり(なだけ)の謎や伏線がちりばめられ、人物の関係性もふわっとして、そのおかげで逆に読者が盛り上がりそうな架空作品」を描くというお題に沿って……
うろんミラージュ、ざっくり語録がまとめサイト作れるくらいありそうだしリアルで使ったら間違いなくイラッとする pic.twitter.com/k5myb3p7Io
— フタツキ ◆4lkHH76lHg (@madowasareruna) February 6, 2022
狭霧さんが人気投票1位の理由が分かるひとコマ#うろんミラージュ pic.twitter.com/mWbvaZhHoW
— さばみそ (@sabamiso98yen) February 10, 2022
Cカラーで存在しない記憶の人気投票。本当に1話丸々うろんミラージュをやっていて草。#ウィッチウォッチ pic.twitter.com/catg08tLLl
— わた飴🦋五等分のぼく勉 (@barbe_papa_) February 13, 2022