いま「スキップとローファー」と書いて、そもそもローファーってなんだ?という疑問にぶち当たった。
しらべてわかった。さて続けよう
ローファー - Wikipedia
サブスク「コミックDAYS」に入ってても、途中まで全然読まなかった。
読み始めたのは「もう、しませんから。」で作品紹介と著者インタビューがあったから、なので、ほんとうに「もうしま」には助けられている。
そこで、「この作品は石田三成伝である」という衝撃の事実を知ったので、そりゃあ読もうというものだ。(この件は、来るべきアニメが開始されたらあらためて紹介します)
で、読んでみると繊細な高校時代の人間関係が、独自の視点で描かれていて、自分の好みのジャンルとは違うけれど、間違いなく良作。
少し前に「男が読める少女漫画」みたいな話題になった時「スキップとローファーは(アフタヌーン連載だけど)少女漫画だ」という声がありました。
なるほどね
で、最新回で、重要人物(主人公ではありません。主人公はこの回であまり出てこない)の回想として、
「自分は客観的に見て恵まれている。だからこそ(人間関係で)悩みがある」
という話が描かれていました。
でも、そういう話はよく聞くし漫画でも描かれ…と思ったら、ちょっと視点が違ってた。
・美人(だけでもないが、いろんな要素が優れてる)の子がいる。
・みんな(特に異性)に親切にされる
・その中には下心があったりして「ほかの人間には無礼で失礼なのに、彼女にだけ優しい」人間もまざる
・そういう人との距離感・評価で、本来の友人との間に隙間風が吹く
画像は省略するけど、
・そういう場面で割って入る人間もいる。だが当人にとっては「正義漢、ヒーローぶって波風立てても、その後困るのはあたしなのよ!」と。
(この感想は、却って問題を隠蔽するのではないか?とも言われる可能性があるが…)
そして別の場面で。
これ、少年マンガ、少女漫画をとわず、よく見るシチュエーションで「デートをしたい人に気を利かせて、まずみんなで遊ぶという名目で集まる…はずが、皆が気を利かせて二人だけになる」という展開。
自分の観測範囲では、これが肯定的というか「けなげですなあ」「いじらしいね」的に描かれることが多いのだけど…
スリランカ。いや正論。
これもまあ、自分にとっては どうも守備範囲ではない「あせとせっけん」という作品で、やや本来のテイストとは離れて「学生時代の人間関係・いじめ」が描かれたことがあり、
それを紹介した当ブログの記事が、今出に時々「注目記事」に浮上することがある。やはり関心を持たれるテーマなのであろう。
今回の「スキップとローファー」も(データを記載しておこう。アフタヌーン 2022年3月号 第38話「じくじくの新クラス」)、ひとつの典型を描いた作品として、この個別の話が今後も非常に語られていくのではないだろうか。