親分が子分を食わすのが博徒で、子分が親分を食わすのがテキヤ…と言われてたので、元来、ヤクザはベーシックインカムです。今も自分で稼げる親分は、組織にかなりの会費を納め、お付きの若い衆に金を渡してる。じゃなきゃ付きっきりでボディガードできないよ。2000年頃、住吉会の某組織もそうしてた。
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) January 31, 2022
子分をシノギにして、上納金を吸い上げるシステムが広く普及したのは最近で、四代目の頃までは山口組の上納金も安かった。最近はこんな無理を続けてたら若い衆がやめていくし、組織がもたないのでどうにかしようってなってて、ヤクザ志願の若い人が夢を持てるような記事を書いてくれと言われる。
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) 2022年1月31日
そもそも山口組のそれはずっと安いと言われてきた。昔から稲川会は会費がダントツ高いので、宴会で泥酔し暴れてるのはたいてい稲川会…って893ジョークもあった。会費はあくまで本当に事務所の経費くらいだったのだが、組織は絶対に腐るのでその金を自分のポッケに入れるヤツが出てくる。
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) 2022年1月31日
自分の足を食うタコのように若衆からの吸い上げを止め、親分が子分を食わすスタイルに回帰しないと人は集まらない。ヤクザになる理由は、いいもん食って、いい車乗って、いい女を連れて歩くしかないので、親分や幹部が羽振りよく振る舞えない組織も存続できない。老舗の看板や精神論で飯は食えない。
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) 2022年1月31日
「ヤクザ志願の若い人が夢を持てるような」
って、御所河原組長の組が直面した問題やないけ。
彼らの選択は、若者の心をつかむためにリンカーンコンチネンタルを棄て、バイクに乗るというものだった…しかし、「若者はバイク」という大前提も、今は完全に消滅しているという。
【こち亀】31巻290話『バイク時代!の巻』 やくざ志望者の減少によりタマ不足に悩む御所河原組。ヤングの心を掴むため、バイクを前面に押し出したPRイベントを催す。挨拶の段では御所河原組長の独特の俳句がふたたび炸裂した。 pic.twitter.com/pNk4E8wurG
— 赤松 (@akmk2) June 28, 2015
まあ、寒い夜から川や海に入って密漁をしなければならない、なんてのはやっぱり若者の働き手が減る情報ではあろう。