中国のプロテニス選手が、中国共産党最高幹部に性的暴行をうけたと告白したあと消息不明になっている事件。日本のメディアは「不倫」といい、海外メディアでは「性的暴行」と報じてきたが、11/19のNHK-BS1「キャッチ!世界のトップニュース」では、その差異について言及し論評していた。まともだ! pic.twitter.com/PWSNLT0jIo
— 松永洋介/ならまち通信社 (@narapress) November 20, 2021
たとえば毎日新聞のサイトで「彭帥」で検索すると、毎日や共同の記事では一貫して「不倫関係」。ウォール・ストリート・ジャーナルからの転載記事のみ「性的暴行」と。朝日は半々。産経も「性的関係を強要」と「不倫」とが半々。なぜこうなのか。記者やデスクは全員カウンセリングをうけるべきでは。
— 松永洋介/ならまち通信社 (@narapress) 2021年11月20日
五輪開催を優先したい共産党とIOCが結託していると思われても仕方ない。IOCだって彼女が自由の身でないことはわかっているはず。それから「不倫」ではなく「暴行」。「不倫」と報じているのは日本メディアだけでは? https://t.co/MmYgdTY5Dd
— Tetsuo Kotani/小谷哲男 (@tetsuo_kotani) November 21, 2021
小谷氏が引用してる記事、「中国共産党の元高官から性被害」と書いてるやん?と思ったが、確かに読めば「……を受けたと告発した」という、彭帥氏の主張に留めている(これはこれで一定の理があろう。なにしろ現状では、これについての事実関係を司法レベルで確立するルートがない。/今後、否定されるかも肯定されるかもしれないし、たとえば現実の事実関係としてもいわゆる「不倫関係」にとどまるかもしれないのだが、現状の中国体制下で、その確定は完全不可能なのではなかろうか)。
で、有料部分では…
本人がどこで何をしているかの確認ができないため、テニス界や五輪の関連団体などからは安否確認を願う声や懸念する声が相次いでいた。
21日には、4大大会の一つであるウィンブルドンの主催者が声明を発表。安全と健康を願っていた。
一方で、中国メディアは「無事」を強調する情報発信を続けてきた。
ただ、不倫関係が続いたなどの投稿の真偽については明らかになっていない。この件は国際社会からの注目度は高く、IOCの発表により事態が収拾するかはまだ見通せない。(ロンドン=遠田寛生)
わたくしのTLで話題になってるのですが、中国女子選手行方不明事件で、海外のメディアが中国高官による性的暴行と報じてるのに、日本メディア各社が「不倫」と報じてるのは何故?
— 黒井文太郎 (@BUNKUROI) November 21, 2021
北京支局の問題??
冒頭で評価されているNHKの放送を見てみたいが、残念NHKプラスでも配信されていない。
そもそも、結婚している人間との関係を「不倫」と一般的に表現するのっていつからなんだっけ。
1980年代に定着したのか、その前か、そもそも第一義的にそれが使われるようになったのは………今回の「不倫でなく性被害だ」というのと逆方向、「それも家族や愛の多様性の一環ではないか?」という方向からも「不倫」でいいのか、という話は出てくる。
さて、今日あたりからこういう指摘を受けて、たぶんばたばたッと表現が変わるゾウ。