朝倉未来 vs. 弥益ドミネーター聡志
朝倉未来
11月判定負けをしてからの大晦日なので、格闘技を盛り上げるために出場することを決めました。「なんでDEEPのチャンピオンじゃないのかな?」と思ったんですけど、誰が相手でもすぐに倒すような試合をしたいと思っています。弥益ドミネーター聡志
みなさんはじめまして、ドミネーターです。自分はこんな大舞台、みんなが目指している大きな舞台に立つ資格が自分ではあるとは思っていないのですが、対戦相手の朝倉未来選手が今回復帰戦ということで、(朝倉選手が)絶対に落とせないというところで自分みたいな『ただ格闘技を習っているだけの会社員』を対戦相手に選び出していただいたという素晴らしいリスクマネジメント能力によって、ここに座っております。できるだけ頑張りたいと思っております。よろしくお願いいたします。
jp.rizinff.com
『ただ格闘技を習っているだけの会社員』とは何かっちゅうと、そこを抜き出してみよう。
――現在は大手食品会社に勤務されていて、就業後に格闘技の練習をされて、DEEPのチャンピオンまで登りつめたんですよね。
弥益 会社ではずっとデスクワークなので、顔が多少腫れていても困らないですね。
(略)
――いまは企業に勤務されて、お子さんもいて。立ち位置によっては、やさぐれていたようにも思えますけど。弥益 たぶんそうだ思います。安定した磁場があるからこそ自分を出せてるんだと思うので。いまのルートでよかったなとは思ってます。
(略)
――それこそ会社の反応もいままでとは違ってきますね。弥益 格闘技をしているってことは、会社のほとんどの人がご存知だと思いいます。でも、自分がチャンピオンだとかRIZINの地上波に出るというレベルでやってるとは、誰しも思ってない。
――草野球程度、趣味の感覚。
弥益 それがちょっと今回そういう場に出るっていうことは、ちょっとなんですかね……。
――「迷惑かけるかもしれない」(笑)。
(略)
弥益 仕事自体は12月30日までやってるんですよ、じつは。――試合前日じゃないですか!
弥益 前日は計量があるので有給をもらいました。それはいままでも同じなんですね。試合の前々日の18時まで仕事をして帰ってから水抜きをする。まあ仕事をしているほうが気が紛れるんですけどね。
朝倉未来を論じるときは、どうしたって「大人気YOUTUBER」「少年院あがりの伝説の不良」というキャラクターを抜きにしては考えられない。
その相手、それも一度敗れたあとでの復帰戦という時に、どうしたって運営は「復帰戦で、できれば勝ってほしいなあ…」という意識を無くすことは不可能だろう。その際に対戦相手選びをする段階で、そういう計算が働くのは、「いいか悪いか」というより「セーフかアウトか」を論じる範囲で、そしてまあ「セーフ」だと思う。
そしてその場合「伝説の不良」の対角線に立たせるときに、「大手食品会社勤務で1歳半の子供の父親」は、やっぱりかなり重視されたんじゃないか、と思う。
HERO'S滅びても、HERO'S魂は死せず。彼には闘う理由がある。
いやまあ、それらの経歴や家庭環境はむしろ「戦う理由」になはらないんだけどね。
で、このインタビューを読んで、数年前に連載を終了した「オールラウンダー廻」の主人公メグル君は、あのあと漫画内の世界が進んでいったら、こういう立場だったんじゃないか?と思いますねん。
あまり成績がいいとかの描写は無かった…というか悪かった感あるけど(笑)、それでもまっとうに進学してそれなりの堅い仕事について、でも淡々と?格闘技の練習を続けスキルや経験が蓄積、最終的には軸足を修斗に置きながら、その階級で団体間でも日本トップクラスの選手になる。
一方でどこかのメジャーな、テレビと組んだ大手のイベントでは絶対王者的な人気者がいる。
その相手を抜擢する中で「こういう真面目な感じの相手が、うちの派手な喧嘩キャラの対比で面白いんじゃない?」「よし、オファーしてみるか」みたいな感じで大晦日に……と。
ドミネーターはDEEP系選手で、RIZIには純粋修斗ファイターも出ているのに、オールラウンダー廻と重ね合わせるのは各方面に恐縮なのだが…たぶん、連想が行くのは、同作品の最終版で、自分の将来の夢を語る際に「社会人になりながらでも格闘技を続ける」といった内容のことを語ったからだろう。
その時の場面を再確認しよう…と思ったら、最終巻がどっか行ってる!!漫画単行本って、なんでこうやって全巻を一箇所に保存してるつもりでも、欠落が出るの?夜中に歩いてどこかに自分で動いているとしか思えん!!
…しかし弐ノ型があった。コミックDAYSで単体話をポイント購入すればいいのだ。
comic-days.com
あー、言ってる言ってる

ほかのところが似てるかというと余り似てなく、なにしろドミネーターはtwitterの毒舌でも注目されているというし(笑)
ツイッターで#RIZIN26として「院卒vs院卒」と表現した会社員のドミネーターは、少年院退院と筑波大学の大学院卒業の異色ファイター同士の対決であることを記す
news.yahoo.co.jp
ほん
とだった
院卒vs院卒#RIZIN26 https://t.co/Iw99yCdJLg
— ドミネーター (@MMA_pierrot) December 10, 2020
それはメグル以外のあのキャラやこのキャラっぽいというべきだが…それでもまぁ、そんな見立てで見てみたい。
あと、ここも同漫画作品との関連付けで思ったのだった。
――たとえばUFCとか、ここにたどり着きたいという明確な目標はなかったと。
弥益 なんだったら恥ずかしい話、現状維持でも楽しいですし。日々の練習が楽しいですし、新しいことを学んで、昔ボコボコにされていた茨城の先輩方の練習相手になれてたりとか、たまにちょっと上回る瞬間ができたらいいなと。その程度なので、まあ、やめずらいですよね(苦笑)。
世界最強になりたいとか1億円を稼ぎたいとかじゃなくて、強さを現状維持してるだけでも楽しいし、日々の練習をしていても楽しい。だから逆に、やめる理由がない…これ、無敵だわ。
似たことを語ったのがパンクラスの近藤有己で、「試合自体が楽しいので、年齢を重ねて弱くなったら前座試合になる、それでいい。最後は第一試合になり、それも出られなくなったら、アマチュアの試合に出る」
ちょうど10年前の発言でした。
もともと僕がこの世界を目指したときの目標が、最強になりたいということではなく、ただ”闘い”たかったんです。・・・(※最強云々は)周りの価値観が正しいんだって(僕も)勝手に思ったんでしょうね
m-dojo.hatenadiary.com
余談 リングネーム「ドミネーター」と、個人的なDEEPとの接点について
――弥益選手の打撃はシャッフルスタイルなので独特で面白いですね。
弥益 (略)格闘技の同期でもある奴が……
――神田周一選手。
弥益 アイツがアメリカのアルファメールに海外修行に行って、ドゥエイン・ラドウィックからシャッフルのエッセンスを持ち帰ってきて、そうやって積み上げてきましたね。
――弥益選手のリングネームの「ドミネーター」はシャッフルの第一人者ドミニク・クルーズから取られてますね。あの芦田選手にも打撃で打ち勝って。
自分、「ドミネーター」から、しゃにむにタックルにいって、抑え込んで判定勝ちする、いわゆる塩漬け選手をイメージして、それは朝倉未来的にはかみあわない、苦手なタイプだろうなあ、そんなのよく選んだな、と思ったのだけど、ドミニクのほう、シャッフル打撃のほうだったのね。
ドミネーターよりグラインダーと今ではいうかも、タックル&抑え込み系の選手は。
そしてそもそも、なんで自分の印象にパッと浮かばないんだろ??と思ったら、DEEPを最近は全然見られてないことに気づいたのだった。
abemaTV誕生以来、自分はUFCとRIZINを覗いたら「abemaTV勢力圏」の格闘技しか見てないと気づいた・・・・・・いや、「しか」ったって分量的にはそれだけでも相当なんだよ!! これ見るだけで大変だよ!!
DEEPは、たしか一回だけabemaTVで放送したが、それっきりだったかな。
そのへん、なんかあるんだろうとは思った。
そのあと、abemaTVが中心となって日本格闘技界が大同団結するのかな……と思いきや、逆にabemaTVが一方の旗印となって、逆に緊張というか冷戦的な感じが漂うのが気になる今日この頃ですが、まあそれはそれ(笑)
あと、パンクラスはもうその「abemaTV勢力圏」から脱したのでしょうか。
ただ、何かの形でDEEPをまた見られればいいんだけどね。サムライ再加入?うーーーーーーーーん。だいたい、abemaTVでは第一試合から見られるからなあ。