こんな騒動が勃発した。
togetter.com
ミーがブクマしたのは以下の内容
実際、過去の雑誌記事をnote的な場所に再録して、と思ってる。その時雑誌単位で可能か、執筆者単位なのか、これも知りたいところ。/実は宅八郎氏が業界でもめたのがこの雑誌記事再録。あれは単行本に、だったけど。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4695586062619178850/comment/gryphon
実はこういうテーマで、一席ぶとうと思っていたんです。
いろんな雑誌には「過去記事」がある。雑誌とは良くも悪くもその時代時代、現代によりそうもの。
だが、それらの記事は一方で、過去のものであっても一定の需要があるものもある。
その需要は、おそらく再度その雑誌を流通させたり、ましてや再度印刷製本して「再刊」するほどではないだろう。絶対にそれではコスト割れする。
しかし、一部のひとには、どんなに費用が掛かっても読みたい確認したい、それを払う用意はある…、というものだったりする。往々にして、国会図書館にも無かったりさ……
m-dojo.hatenadiary.com
それを解決するのが、過去記事のnote有料掲載!!だと思ってたんです(note以外にも、山ほど課金可能なテキスト掲載サイトはあるだろうけど、まあ典型例として)。50円でも100円でも、広く薄く、読みたい人から課金させてもらう。それで、今では流通していない、雑誌の過去記事が読める。
ひょとしたらリバイバルや単行本化につながるかもしれない。
過去のコンテンツを無料化すると、現在のコンテンツの売り上げ増につながることもあるようだ。
m-dojo.hatenadiary.com
ウィンウィンでしょう・・・・・
だが、上のように「そもそも雑誌記事をnoteに有料記事として載せるときは、どこがどう主体になるのか」が問題なのだろうな、そうはちょっと思ってた。
以前、「雑誌に書いた文章は、3年(2年だったかな?)立てば執筆者は自由に使えるんです。それが業界の慣習です」と、雑誌に書いてるライターさんが断言し、実際に自分の本に記事を使っていたが…そういうことでいいんだろうか。まあもともと「ネット掲載」なる概念が90年代より前はほぼ皆無だった。それはテレビ映像も同じで、その隙間に権利問題が入った場合はしょうがない。さすがにテレビ映像と同じように、今では雑誌のテキストの、その種のネット配信権、広く言えば電子書籍に関する諸権利も明確に・・・・・・・・・なってるよね??
さらに、雑誌記事と言っても執筆者が権利を持っているコラムやルポやレビューとは別に「インタビュー記事」や「座談会」だとどうなるだろう。
上に書いたように、宅八郎氏が業界でもめ事を起こし、さらにその揉め事を活字化して結果的に「疑似イベント」のような大騒動になったのは、たしか「自分がインタビューを受けた記事が、勝手に単行本化された!」もその一つだったと記憶している。これもどうなんだろう。吉田豪の初期の単行本で、ムツゴロウ畑正憲氏のインタビューがめちゃくちゃ面白かったのに、畑氏の周辺がその単行本掲載に反対し、見送られた…らしいよね。インタビュー、単行本化に際し本人の許可は必須???
- 作者:吉田 豪
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 文庫
「いやぁ、やっぱり普通のインタビュアーとは違うわ。俺、こんなに感激したインタビューは初めてだよ!書くもん売れるわ。売れないかもしれないけど、非常にいいものが出てくるに違いない!」これは伝説になるわ。>吉田豪、畑正憲へのインタビュー全文 http://t.co/tWV3vfvV7T
— Akira Makino (@maquino) 2014年1月28日
吉田豪 ムツゴロウ・畑正憲の知られざる素顔を語る https://t.co/YTHmuVKPSD #ij954
— みやーんZZ (@miyearnzz) 2016年5月18日
でも、その種のもろもろのことをクリアして、名指しすると「週プロ」「ゴン格」「格闘技通信」「kamipro」などなどのもろもろのインタビュー記事などを、noteで有料掲載してほしいと思う(無料でも、読者は一向にかまわんっッツ、のだが、まあ当事者は有料の方がいいっしょ)。ああいう記事こそ熱心なファンは、再度100円150円払っても読みたいと思うはずなんです。
ヴォルク・ハンからジャイアント・キマラから、ロン・バン・クリフから、ジョシュ・バーネット(アニメ作品評ノーカット版)から、ユセフ・トルコまで…選手名不同。
ようはこういうベストセレクション、本として出すのは数十年に一度の決定版として、noteならもっと気軽に、カジュアルにやれるんじゃないか?ということです。
- 発売日: 2018/04/12
- メディア: Kindle版
もちろん、それを書いた記者さんの個人noteで、個人として記事を有料配信する形だったとしても、読者は一向に(以下略)。
このへん、実現するとしたら何をどうすりゃいいんでしょうか?
知ってる編集者・ライターさんはご教示ください。