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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本宮ひろ志が伊能忠敬を描く漫画を開始(猛き黄金の国 シリーズ)

ひとつまえの記事を書いて、そして今、思い出した。
m-dojo.hatenadiary.com
昨日コンビニで見たけど、本宮ひろ志が、伊能忠敬の伝記漫画を連載開始したんだ!!!



natalie.mu


本日11月18日に発売されたグランドジャンプ24号(集英社)で、本宮ひろ志の新連載「猛き黄金の国 伊能忠敬」が開幕した。

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本宮ひろ志「猛き黄金の国 伊能忠敬

同作の主人公は日本地図「大日本沿海輿地全図」で国土の正確な姿を明らかにした伊能忠敬。第1話は忠敬が、まだ三治郎と呼ばれていた幼少時代からスタートする

「猛き黄金の国 」はいろんな作品を書いて、それをつなげていくシリーズなんだね。


で、本宮ひろ志といえば、結構ちゃらんぽらんのイメージがあるけど、歴史漫画の時はなかなか真面目に描いているというイメージなんです。だけど、それゆえにあまり人気が出ないというイメージも…ってこれは少年ジャンプ連載時か。

というか、本人も隠していないからいうけど(吉田豪のインタビューが秀逸だ)、今現在、作画とかお話つくりとかにおいて、総まとめするプロデューサー的立場に立っているわけで、さらにいえば、一定のファン層があるから逆にちょっとマイナーな人物伝とかも描く余地があるんじゃなかろうか。

天然まんが家 (集英社文庫)

天然まんが家 (集英社文庫)

anabre.net


ただ、そう言いつつ悪いけど、最近の氏の作品、最初から最後まで通して読んだ覚えとかがない。そもそも今何本ぐらい描いてるんだっけな。なんかはみ出し者を集めた高校の話とか、信長とかが現在に「転生」する話とか描いてたはずだが……

少し抹香くさく、とってつけたような人生論が描かれたり、「弘兼憲史みたいな政治社会論」が、さらにとってつけた感で描かれたりとのイメージもあるし…

あ、最近唯一最初から最後まで読んだのは、企業社会と家庭から見捨てられたサラリーマンが、自殺寸前のところからひらきなおって山奥で自給自足生活を行い、逆にたくましく充実した生を取り戻すという「まだ生きてる…」だったな。
設定に荒唐無稽なところも感じたけど、それをも凌駕するような「大人のおとぎばなし」だった。

まだ、生きてる・・・ 第1巻

まだ、生きてる・・・ 第1巻

まだ、生きてる・・・ 第2巻

まだ、生きてる・・・ 第2巻

全2巻だもの、そりゃ全部読めるか。



にしても、伊能忠敬を主人公に連載漫画を描くというのは、普通に考えると地味な展開になるかもしれないが、ちゃんと描いてくれればとても嬉しい。
さっきの記事で描いた「測量」「数学」「天文学」とかも大いにかかわってくるわけだから。


とりあえず、こういうのが始まった!!と覚えては欲しい作品です。

そういえば、連載雑誌的には村上もとか「侠医冬馬」との共演となる。こちらはちゃらんぽらんさが皆無の漫画家だが(笑)、雑誌的には補い合えば面白いね