ひとつまえの記事を書いて、そして今、思い出した。
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昨日コンビニで見たけど、本宮ひろ志が、伊能忠敬の伝記漫画を連載開始したんだ!!!
グランドジャンプ24号発売!表紙&巻頭カラーは本宮ひろ志による創刊10周年開幕記念新連載『猛き黄金の国 伊能忠敬』!巻中カラー『Dr.クインチ』!連載再開『甘い生活 2nd season』!https://t.co/O4baH71Xrx #s_manga_net #グランドジャンプ pic.twitter.com/MEdO7z211s
— 集英社コミック公式 S-MANGA (@s_manga_net) 2020年11月18日
本日11月18日に発売されたグランドジャンプ24号(集英社)で、本宮ひろ志の新連載「猛き黄金の国 伊能忠敬」が開幕した。
本宮ひろ志「猛き黄金の国 伊能忠敬」 同作の主人公は日本地図「大日本沿海輿地全図」で国土の正確な姿を明らかにした伊能忠敬。第1話は忠敬が、まだ三治郎と呼ばれていた幼少時代からスタートする
「猛き黄金の国 」はいろんな作品を書いて、それをつなげていくシリーズなんだね。
で、本宮ひろ志といえば、結構ちゃらんぽらんのイメージがあるけど、歴史漫画の時はなかなか真面目に描いているというイメージなんです。だけど、それゆえにあまり人気が出ないというイメージも…ってこれは少年ジャンプ連載時か。
というか、本人も隠していないからいうけど(吉田豪のインタビューが秀逸だ)、今現在、作画とかお話つくりとかにおいて、総まとめするプロデューサー的立場に立っているわけで、さらにいえば、一定のファン層があるから逆にちょっとマイナーな人物伝とかも描く余地があるんじゃなかろうか。
ただ、そう言いつつ悪いけど、最近の氏の作品、最初から最後まで通して読んだ覚えとかがない。そもそも今何本ぐらい描いてるんだっけな。なんかはみ出し者を集めた高校の話とか、信長とかが現在に「転生」する話とか描いてたはずだが……
少し抹香くさく、とってつけたような人生論が描かれたり、「弘兼憲史みたいな政治社会論」が、さらにとってつけた感で描かれたりとのイメージもあるし…
あ、最近唯一最初から最後まで読んだのは、企業社会と家庭から見捨てられたサラリーマンが、自殺寸前のところからひらきなおって山奥で自給自足生活を行い、逆にたくましく充実した生を取り戻すという「まだ生きてる…」だったな。
設定に荒唐無稽なところも感じたけど、それをも凌駕するような「大人のおとぎばなし」だった。
全2巻だもの、そりゃ全部読めるか。
にしても、伊能忠敬を主人公に連載漫画を描くというのは、普通に考えると地味な展開になるかもしれないが、ちゃんと描いてくれればとても嬉しい。
さっきの記事で描いた「測量」「数学」「天文学」とかも大いにかかわってくるわけだから。
とりあえず、こういうのが始まった!!と覚えては欲しい作品です。
そういえば、連載雑誌的には村上もとか「侠医冬馬」との共演となる。こちらはちゃらんぽらんさが皆無の漫画家だが(笑)、雑誌的には補い合えば面白いね