らーめん再遊記の最新話。二年ぶりくらいに紙媒体の雑誌買った。 pic.twitter.com/mGDPgPzJOw
— ジュン兄 (@bigbrojun) July 27, 2020
「らーめん再遊記」とはそも何か。
bigcomicbros.net
ラーメン発見伝」「らーめん才遊記]と、シリーズ開始から20年、いまなお語り継がれて刺さりまくるレジェンド作、再臨!!
伝説のラーメン漫画、グルメ漫画にして、伝説のビジネス漫画! そして伝説のサバイバル漫画!! 新時代・令和にまた、生きる指針となれ!!!
第一話はこちら。
seiga.nicovideo.jp
かなりの人気作の続篇らしい。自分はその、最初の人気作は未読だったが、この主人公が「ラーメンハゲ」と呼ばれ、いくつかの名言コマがネットミームになっていることは知っている。
ラーメンハゲ特製クオカード届いた
— かざなり ふうり (@ZEXT933) 2020年8月1日
笑うわこんなん pic.twitter.com/2oxiG9f2ch
ラーメンハゲこと芹沢さんの「お客様は神様」への見解
— 喜歡花貓的狗@無人機飛行員 (@aircraft_island) 2020年4月23日
「ビジネスを通した対等な人間関係」 pic.twitter.com/ZgkTBt6vbQ
らーめん才遊記のラーメンハゲこと芹沢さんの台詞、最後の結論だけやたらといろんなところで引用されるけど、その結論に至るまでの説明ももう少し知られても良いと思うんだよねぇ pic.twitter.com/clQ7rZd1gG
— めがねねこP (@FakeFalcon) 2020年4月19日
【画像】『孤独のグルメ』に出演した普通の中華料理屋、放送翌日に大行列になる - わんこーる速報! https://t.co/CxNopsEAJY
— ルナーク (@Runark679) 2019年10月6日
別に孤独のグルメに限らず、納豆がダイエットに効くとか放送したら翌日に納豆が売り切れるとかもあったし、
まさにラーメンハゲの言う「情報を食っている」そのものだよな。 pic.twitter.com/oOCJNUPOFI
読んでいる、この続編に限ってざっくりいうと
・このラーメンハゲは、店が成功したのはいいがマンネリ感を感じ、新しい才能の出現も感じて「やる気が出ない」状態になる
・だがそれでも、そういう新進気鋭の、彼を目標にしてきた!という若手との、イベントでのラーメン対決に勝利を収める。
・その勝負をきっかけに、自分の店の社長を、鋭敏な味覚を持つ一番弟子的な「汐見ゆとり」に譲り、自分は店を離れるのだった……
で、新展開が
・そしてラーメンハゲ、なぜか身分を隠して、とあるラーメン店のバイトとして働き始める。金がない訳じゃないだろうに…
・その店では、ハゲの経歴も知らない店長が大いばりで芹沢を厳しく指導。店員仲間も「アレはヒドイな」というぐらいだが、芹沢は「昔の店修業は殴る蹴るも普通でしたから」と平然。
・見た目で店員仲間からは「前歴は何だったの?」と興味持たれるが「一応は合法的な人生でした」と冗談に包んでけむにまく。
・住まいも、小さなアパート(金がない訳じゃないだろうに…)。
ただ、特筆すべきなのは
そんなバイトをやっていても、社長時代に比べれば「自由な時間」は山ほど増えたハゲは、その自由を満喫している。
それが図書館に行って往年のCDを「こんなものが貸し出されているとは!」と驚いて借りたり(その時に「俺はこのサービスを受けていいぐらいは納税したからな…」と心の中で思うのがオカシイ)
そして、ユーチューブを巡回しては、興味を持った往年の映像をだらだらと見ることだったのだ。
成功してない我々と同じじゃん(笑)。
そして、その
「自由な時間を得たラーメンハゲが、熱心に見ている動画サイトの映像」が、どうも1980-90年代のプロレス、格闘技映像や往年の選手が語る配信動画らしいんだよ!!
ラーメンハゲこと「芹沢」が、どれぐらいの年齢、年代だか、設定をきちんと把握していないけど、
絵柄から推定して40代後半から、歳をとっても60歳行くか行かないくらいだろう。「アオイホノオ世代」と言ってもいいかもな。
※過去作で、店の4号店を出した時に42歳だったと判明。
toyokeizai.net
ラーメン店を大成功させて、それを後進に譲ってひと息ついた……、という流れだと、普通の人生よりやや足ばやだから、そういうこともありそうだ。
もちろん、ここで本当にハッピーリタイヤするとも思えず、またもう一花咲かせるのだろうけど・・・・・・
・・・・ただ、そうやって、ようやく時間的な余裕を得た、少し成功した中年よりはやや年配の世代が「再び80〜90年代のプロレス格闘技の映像や、ロック音楽を聴いて自由な時間を楽しむ」というこの設定、その小道具に使われたのが、スターリンのCDや、「修斗」「朝日昇」「佐山聡」「船木誠勝」などの名前であることが、ありがたくも一種の哀愁を帯びた何かである。はっきり言って「おっさんが愛するひと昔、ふた昔前の流行」の象徴なんだろうからね(笑)
らーめん再遊記読んでたらスターリンのSTOP JAP出て来て死ぬ程嬉しいしエモい。。
— 猫のお父さん。。 (@0927wiz) 2020年8月5日
そう言えば、この引用画像では、「修斗つながりで」「UWFつながりで」と言っているよね…
なぜそのつながりかというと…例の「修斗・地獄の合宿でブチ切れる佐山聡の映像」をハゲは見ているのだ!
あ、吉田豪も喜んでツイートしてた(笑)
『ラーメン発見伝』〜『らーめん才遊記』〜『らーめん再遊記』の芹沢さん、意外と話の合いそうなタイプだった。 pic.twitter.com/O1MPuoP0Rq
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) 2020年7月27日
それはひょっとして、その前の「身分を隠して働くバイト先のラーメン店店長が厳しい」「昔はそれ以上のしごきが飲食店では当たり前でした」という話とつながっているのかもしれない。
もうひとつは、そもそも前作で「ハゲはプロレス格闘技好き」というキャラ付けをされているのかもしれない。そこはわかんないので、ご教示たまわれれば。
あ、ここでも話題になってら。
pussan.blog.jp
原作者もしくは作画者が格闘技好きなら、RIZINでも修斗協会でも、招待券を送ってあげなさい。パンフに広告でも出してくれるかもしれんぞ(発想がみみっちい)