えーとな、具体例は、たとえばtwitterとはてなブックマーク(笑)だけでも、いくらでも出てくるんだけど、
こんな議論があるわな。
A・日本がコロナ被害を抑え込んだとドヤ顔してはいけない(特にアソータロー)。なぜなら、世界的には被害を抑えているかもしれないが、「東アジア」の区分で言うと、10万人当たりの死者が、日本はワースト2位だからだ。
B・愛知県の大村秀章知事のリコール運動を始める連中がいるが反対だ。なぜなら、大阪や東京と比べても、コロナの死者を抑えている有能な知事だからだ(※「高須とか百田とか竹田とか、進めてる連中がアレ過ぎる」とかいう議論は尤もながら、また別物なのでこの話では置いておく)
んでな、A,Bのような意見を読んで、
こんな計算をしてみた
【東海4県の、10万人あたりコロナ死者数比較】
県名 | 静岡県 | 愛知県 | 岐阜県 | 三重県 |
人口(2015年国勢調査) | 3639224 | 7552873 | 1988931 | 1815865 |
総死者 | 1 | 34 | 7 | 1 |
10万人あたり死者 | 0.027 | 0,45 | 0.35 | 0.055 |
それぞれの死は、数字では還元できないものであり、こういう計算式的なことであれこれ論じるのも少し申し訳ないが、ご了承されたい。
とにかく、数字が示すのは、そういうことなのだ。
ちなみに、こういう結果(というか地域区分)に関して不満があるなら、こっそりハックを教えてしまおう。
「中部地方」というくくりにするのだ。そうすると、福井県と富山県と石川県が入り・・・・・・・・・あとは自分で計算せよ。
toyokeizai.net
ここで言いたいのは、そういうことである。
区分ひとつで、愛知県は「大阪や東京より立派な対策を取っている」「東海地方で最悪」「中部地方ではやや低いほうだが、富山や石川よりよっぽどまし」と、あっという間に同じことで表現が変わる、のである。
東アジアで「民度のレベルが高い」日本は『ワースト2』、「世界をリードするK防疫」の韓国は『ワースト3』。
※10万人あたり死者
数字がそうなので、別にいいとか悪いとかではない。
そもそも東アジアという区分はやっぱりやめて、「ヨーロッパやアメリカなどと比較して、やはり高い水準に日韓ともあるね」でも一貫はしているし
やはりその区分を適用して「日本も韓国もコロナ対策に失敗してしまった。どちらも深く反省し、至らざるところを改善せねば」でも一貫している。
ただ、このへんで一貫していない論はご注意、ご注意。

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余談だけど、この記事のために検索して「へー、あの県も定義上は東海なのかあ」「えっ、あそこが中部地方扱い??」と感じるところあったよ。
具体名はさしひかえる。
もうひとつ余談。区分というと思い出すのだが。
むかし、「世界一の大きさの こいのぼり」というのが某遊園地の売りでね。本当にそうかはともかく、こいのぼりっておそらく外国と比べて「世界一」も何もないだろ、と子供心に思ってました(笑)
また、さらにむかし。
サンボ浅子というプロレスラーがいて、「1981年のサンボ世界選手権大会で第3位、翌年の同大会で第2位」の経歴を喧伝されていたのだが…それは嘘ではないらしいのだが…参加人数が…。
(噂というか笑い話としては以前から言われていたのだが、それを確認したいと思うと今では見つからない)
これも「区分」に関する一挿話として。
ja.wikipedia.org
浅子文晴 (サンボ浅子)
180cm。150kg。1963年8月27日生まれ。東京都中央区出身。
1981年のサンボ世界選手権大会で第3位、翌年の同大会で第2位の実績を引っさげ、1989年12月1日、大阪府立臨海スポーツセンターの対徳田光輝戦でデビュー。 ヒザの故障悪化のため95年1月5日後楽園ホール、対大仁田厚戦で引退。渋谷に「サンボ浅子の店」を開店。
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