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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

人工知能(AI)、碁の名人には勝てても雑談はまだまだ? …モーニングの「アトム」秘話で興味深い話あった

「アルファ碁」について


すごいすごいことだけども、
もう正直ちょっと慣れちゃった気がする(笑)。


で、その一方で、なんかアトムのおもちゃが出てるじゃないですか。人工知能を応用した。




これで、今発売中のやつのひとつ前、たぶん前の号だと思うのだけど、「まだ人工知能は、人とガチンコで対話、会話するほどには発達してない」ということを説明する回だったんですよ。
それを画像付きで紹介しようと思ったが、買いそびれてしまったデス。

いや、自分も、それが不思議だったの。クイズや囲碁、将棋に圧勝したAiなら、もう人と「他愛もない会話をした」り、「なんでも質問に答えますよー」とやれるんじゃないか?と。
だけどな、ペッパーを某旅館で見たのよ。
ぜんぜん、「会話」はダメでした。
あと、スマホに入ってる、音声で質問に答えるヒツジな(笑)。あれもてんでダメ。

もちろん、「AIに『不可能』はない。『データが足りない』だけだ」ともいう。ディープラーニングがディープにやってけば、これはどんどん進行していき、強化され、まったく普通に会話できるようになるのだろうなあ。


しかし、「AIに不特定多数と会話をさせてその知識を取り込む実験をしたら、下ネタか差別思想か陰謀論になってしまった」という話もあったよな。




その一方でたしか「AIであることを隠してトークして、機会だとバレなかったら合格」みたいなテストがあって、それを最近はらくらくクリアしてる、とも聞いたことがあるんだけど・・・・・
あ!「チューリングテスト」だ!!!

文庫 機械より人間らしくなれるか? (草思社文庫)

文庫 機械より人間らしくなれるか? (草思社文庫)

AIが人間らしさを競うチューリングテスト大会に人間代表として参加、勝利を誓う著者。でも勝つにはどうすれば…? 人間を見る目が変わる科学ノンフィクション。

内容(「BOOK」データベースより)
AI(人工知能)が進化するにつれ「人間にしかできないこと」はどんどん減っていく。人間はミジメにもAIとの競争に負け続けるのか。そしていつの日か「人間らしさ」さえも、AIが人間を凌駕する…?著者は、AIの人間らしさを測る「チューリングテスト」の大会に人間代表として参加し、勝利することを誓う。大会に備え、著者は「人間らしさ」を発揮できるよう訓練しようと考える。だが、いったいどうすれば?言語学者情報理論学者、心理学者、法律家、哲学者とあらゆる専門家をたずね「人間らしさ」の正体を探究した成果とは?人間を見る目が変わる、科学ノンフィクション!

著者について
ブラウン大学コンピュータサイエンスと哲学の二重学位を、ワシントン大学で詩の美術学修士を取得。文学作品と科学ジャーナリズム作品を執筆している。

翻訳家。一九七二年生まれ。東京大学理科一類中退。主にコンピュータ関連文書や書籍の翻訳を手掛ける。趣味はゴルフ。主な訳書に『大統領のゴルフ』(共訳)、『マイクロトレンド――世の中を動かす1%の人びと』、『プラネット・グーグル』(いずれもNHK出版)、監訳書に『解読!アルキメデス写本』(光文社)がある。

そしてこの本、文庫になってた!!!


チューリングテスト

ということで、チューリングテストとはなんぞや。

wikipedia:チューリングテスト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88

チューリングテスト(英: Turing test)とは、アラン・チューリングによって考案された、ある機械が知的かどうか(人工知能であるかどうか)を判定するためのテスト。
アラン・チューリングの1950年の論文、『Computing Machinery and Intelligence』の中で書かれたもので、以下のように行われる。人間の判定者が、一人の(別の)人間と一機の機械に対して通常の言語での会話を行う。このとき人間も機械も人間らしく見えるように対応するのである。これらの参加者はそれぞれ隔離されている。判定者は、機械の言葉を音声に変換する能力に左右されることなく、その知性を判定するために、会話はたとえばキーボードとディスプレイのみといった、文字のみでの交信に制限しておく[1]。判定者が、機械と人間との確実な区別ができなかった場合、この機械はテストに合格したことになる。
このテストは、多くの人を納得させたが、すべての哲学者を納得させるにはいたらなかった[2]。
2014年6月7日、ロンドンのテストに「13歳の少年」の設定で参加したロシアのスーパーコンピューターが、30%以上の確率で審査員らに人間と間違われて史上初めての「合格者」となった[3][4]。

まだ最高のコンピュータも、3割程度か・・・・・



もしAiが「一般人と普通の会話をする」のが普通の水準でできるようになったら

「駅や交番の道案内」をAIでやればいいんだろうね。(というか、すでに「クイズ」で人間を上回っているんだから、新宿なり上野なり大阪なりの地理や店の情報を、「クイズ」と同じ要領で覚えさせりゃいいだけ。ただ単にコストの問題でやらないだけだろうね)
そして、コールセンター、特に電気器具の扱い方の説明についてなども、Aiでやれれば効率的ではないかな。何しろモンスタークレーマーにもストレスをためないし(笑)

この記事を書いた直後に、「アイドルのツイートをAiが代行」と!

あるアイドルのTwitter人工知能が代行していた - ねとらぼ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/26/news073.html