【記録する者たち】(※これは準タグです。この言葉で検索すると関連記事が出てきます)
http://magazine-k.jp/2015/08/27/crisis-of-oya-bunko-01/
「知らなかった、大宅文庫が経営の危機にあることを」――。
8月8日、このような一文から始まる書き込みをFacebookにアップした。すると瞬く間に「拡散」され、5日後には「いいね!」が497人、「シェア」が276件。Facebookと連動させているTwitterのほうは、「リツイート」が674件、「お気に入り」が272件……。正直、驚いた。こんなに話題になるとは思ってもいなかった
(略)
いくつかの質問をした最後に大宅文庫の経営状態についてあらためて訊いてみると、「担当ではないので、きちんとご説明できない部分はありますが、昨年度は4000万円近い赤字を計上しました。それについてはホームページでも公開しています」とのこと。あとで知ったのだが、大宅文庫は今年4月、入館料の実質的な値上げを行っていた。そして、平成26年度の貸借対照表を見ると、負債合計は38,540,950円……。
大宅文庫は、経営の危機に瀕していた。
【記録する者たち】にとっての聖地でもある大宅壮一文庫。自分は三回ぐらい行ったことがあるのです。
いろいろコピーしたものでした。
まだネット時代が本格的に到来していない頃かな。
書き手の人は、自分の経験を踏まえてネット検索やほかの図書館を利用するようになった経緯を書いており、それは実用的な検索用のガイドとして参考になる。
しかし、これは皮肉だ…
高まる国立国会図書館の使い勝手
その一方で、国立国会図書館の使い勝手が、年を追うごとに良くなっていった。2012年1月には、これまで館内でしか利用できなかった「国立国会図書館サーチ」が一般公開され、インターネットを通じて自宅やオフィスでも蔵書検索ができるようになった。事前に利用登録をしておけば、記事をコピーして郵送してくれるサービスも始まった。しかも、費用は実費のみ。コピー代はA4とB4のモノクロが1枚24円+消費税、発送事務手数料は国内が150円+消費税、国外が300円、送料は実費である
国会図書館も当方、何度か利用している。
そのころは確かに使い勝手よくなかった。
それが改善され、インターネットを通じてさまざまな手続きや検索もできるようになったこと…すべて文句のつけようもなくいいことであります。
しかし、それが結果的に大家壮一文庫を危機に陥らせていたら……
最後の最後は、公的救済しかないのではないか