「UFCファイトパス」「新日本プロレス」「WWE」など、格闘技・プロレスファンはふつうの人よりもいち早く「普通の地上波放送、CS・BSからネットのコンテンツサービスへ」を実感しているので、やはり以下のような話が気になる…
以下、OMASUKI FIGHTがhttp://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1716.htmlで紹介していた
ネットフリックス上陸は日本スポーツ界にも黒船? http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20150327/279228/?n_cid=nbpnbo_nbotw_top #日経ビジネスオンライン
とかは気になる。
動画配信サービス大手「ネットフリックス(Netflix)」が2月4日、今秋から日本市場に参入する計画を発表しました。同社は現在、世界約50カ国で動画配信サービスを展開し、計約5700万人の会員を擁する世界最大のネット動画配信事業者です。
このニュースを受けて、「日本のテレビ界にもいよいよ黒船来航か?」といった報道…
(略)今回は、ネットフリックスのようなOTT事業者(ネット経由でのコンテンツ配信サービスを英語では「Over The Top」と言う)が米国スポーツメディア界に引き起こした大きな地殻変動に……
(略)米国のスポーツビジネス界には景気の良いニュースが続きました。今年に入り米メジャーリーグ(MLB)は、昨年の売り上げを過去最高の90億ドル(約1兆800億円)と推計するなど、米メジャースポーツリーグは軒並み過去最高の売り上げ…
(略)
数多いテレビ番組の中でも、生で見なければその価値が大きく損なわれるのはスポーツ中継だけだというのが、今や米国での定説……
格闘技団体、プロレス団体の皆さん、もう少し持ちこたえれば、春がやってくる!!(本当か笑)。でもアメリカの流行は数年遅れで日本に、というのはいろいろなところで繰りかえされた風景だ。
しかし…これで思い出したが
井沢元彦が「逆説の日本史 13巻」で2004年に予言したテレビとネットの関係、ほぼ的中しそう?
上のネットフリックスの記事を信じるなら、少なくともアメリカではすでに的中した、ともいえる。
もう一度紹介しているので、再紹介だけしておく。
「視聴時間を指定」するテレビはオンデマンドに変わるか〜「ラピュタ」テレビ放送前に井沢元彦の予言を振り返る。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130731/p3
【逆説の日本史13 第四章「演劇の変質編」より】
実はテレビが映画に勝った「利点」というものが、今新しいメディアに崩されかけている・・・それがインターネットである。
たとえば「従来型」のテレビ会社「フジテレビ」の名物番組に「月9」ドラマがある。文字通り「月曜午後9時に良いドラマをやりますよ」ということだが、これは実は「月曜9時にはテレビの前に座って下さい」と言っているのと同じことだということに、テレビ関係者は気づいているか?
映画・・・テレビは・・・「時刻を指定している」点では実は同じことなのだ。ここで敢えて問うが、サービス業というものは「客に指定してもらう」ものなのか、それをサービスする側が「指定する」ものなのか?言うまでもないだろう。ということは、実は「月9」などという言い方は、サービス業としては改善されるべき点だということでもある。(略)
・・・…もっとも今まで述べたことは「ドラマ部門」の話であって、スポーツやニュースは別・・・スポーツばかりはそうはいかない。ワールドカップ「日本対ブラジル戦」を試合の翌日見ようという人はほとんどいないからだ。・・・中継局がインターネットを通して「試合を生で見たい人は1人1円送ってください」といえば集金コストはゼロ(に近いのに)で、あっという間に一億円集まる・・・従来型のテレビ局もスポーツ専門局、あるいはニュース専門局なら生き残る可能性がある。私がもしIT関係の経営者だったら、将来を見据えてスポーツという「コンテンツ」をぜひとも取り入れておきたいと思うだろう。
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今から観るとさもあろう、な気になるが、実際に当時読んだ時は「あー、いいたいことはわかるけど、そこまで極端にいくかなあ」と当方、眉につばつけてました。
彼の、約10数年前の未来予想が、かなりの「ピタリ賞」になりそうなので、紹介しておきました。