雑感。
パンクラス
北岡悟は順当に力の差を見せて「70キロの日本一決定戦(※海外団体との契約者は除く)」とみなしたアキラとの戦いを制した。「いったんグラウンドに持ち込んだら北岡」
というイメージの中でそこに持っていくのがさすがだった。
ただ、ゴン格に出てきたパウンドにまつわる技術の進化ってなんだったんだろうな?
あと、徳留vs児山というすごい枠組みの試合を前提にいた上で「もう少し潰しあって、僕に挑戦する日本人を決めてくれ」というのは面白かった。
近藤有己あらため有己空、1R4:30まではむしろ手数で相手を上回っていたが、相手の鈴木がそこでラッシュを仕掛ける戦略だっただけで、開始直後でも1分後でも同じだったかな、というイメージはある。ベテランは攻撃力や防御そのものより、やはり打たれた時の「装甲」=耐久力が損なわれるというイメージがあります。有己空は試合前の映像でも「本当に純粋に今楽しい」と言っていたから、また「番付」を下げて、そこで戦績やキャリアに見合った試合をするのだろう。ただ、試合順は団体の権威を考えて考慮していいのではないか。
砂辺光久の勝ち方は、また例によって神がかり的なものだった。次の相手は階級を超えて伊藤崇文(彼も今大会で勝利)になりそうだが、内藤のび太戦の実現可能性はあるのだろうか。
外国人が強い連中ばっかり。
ナム・ファンへの挑戦者がアメリカン・スパイダーなのは順当だが、カナダ軍団はまだ修行中の、あっちのテレビ番組の流れで挑戦してくる「お客さん」だと思ってたら。
テレビ東京・特番情報!
http://www.pancrase.co.jp/rls/2015/0316tv.html
番組名:「パンクラス これが2015年メジャー格闘技だ」
放送日時:4月19日(日)深夜2:35〜4:05(90分) テレビ東京 (関東エリア)
4月26日(日)深夜2:05〜3:35(90分) BS JAPAN(全国エリア)
番組挿入曲:バックドラフト・スミス「PANCRASE」 http://backdraftsmiths.com/
番組ナビゲーター:船木誠勝
番組内容:2月1日&3月15日大会の試合を中心とした構成
UFC
アンソニー・ペティスとドスアンジョスは、見た目(全体的なイメージ)がとにかく見分けにくいので、この試合はどうも(笑)。しかし全ラウンド、ペティスが不利になる、打撃でも寝技でも上回れるとは思わなかったです。ドスアンジョスに脱帽。
ジョニー・ヘンドリックスだけは順当に勝ったのだが、これだけほいほいとブラウンをテイクダウンできるなら、ロビー・ローラーがあれだけタックルを切ったのがすごいよ!と逆に思うぐらい。
アリスターは勝ってもおかしくないと思ったが、かつなら1Rで勝つ(しかない)と思っていた。3Rを競り勝ち、関節蹴りやとびヒザも使ったことで、なかなかの「信頼性」が向上したような気がする。やはりパンチだよりではうまくいかない。
こうなるとマーク・ハントや再起動のジョシュ・バーネットの可能性も出てきたかな。