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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

桜庭和志vsササダンゴマシーン、宣伝写真撮影時の桜庭の言葉が怖すぎる(KAMINOGE)

勝率25%! ササダンゴが桜庭戦勝利への法則を発見=DDT
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150125-00000102-spnavi-fight

 25日のDDTプロレスリング「Sweet Dreams 2015」東京・後楽園ホール大会では、超満員札止めとなる2000人を動員。さいたまで桜庭和志との一騎打ちが組まれたスーパー・ササダンゴ・マシンは、試合前恒例の「あおりパワーポイント」で、桜庭戦に勝利するための法則を発見。このあおりパワポをやると、その後の試合で必ず負けることを逆手に取り、今回の高木三四郎戦で勝利することで、勝率を25パーセントにまで上げるべく、観客を巻き込んで秘策を連発……

何を言ってるのか分からない人も多いだろうが、とりあえず
・「ササダンゴマシーン」という、(マスクをかぶって入場する)桜庭和志のリスペクトレスラーがいる。正体は……しゃべると「グリフォンのおしゃべりめっ!」と腕を折られてしまうソラールの二の舞になるので秘密。
・このマシーンと桜庭が直接対決することになった。


この2点だけ抑えてください。
対戦決定を記念し対談&表紙写真を撮ることになったが…
発売ちう

KAMINOGE〈vol.38〉

KAMINOGE〈vol.38〉

この時、写真を撮っているKAMINOGEスタッフが「今はこうにこやかに並んで写真をとっていますが、桜庭さんはその気になればマシーンさんを30秒で殺せますよね?」と煽る。

びびるササダンゴマシーン(笑)。

そして桜庭が、ちょっとの間を置いて…ぼそっとつぶやいた、という。
「30秒はムリかもしれねぇな……」
 
本気でびびるマシーン(爆笑)。


どうですか。この言語感覚。UWFインターの選手が教え込まれた「宮戸イズム」のひとつに「見出しは、記者につけさせるな。」というのがあったという

つまり、これを見出しにしなければならない、というような印象的かつ端的なフレーズを自分から語って、それが結果的に見出しになる…そうでなければいけない、ということだろうです。

これは、取材を受ける人すべてが心にすべき言葉だと思います(まあ、この「30秒はムリかも」は見出しじゃないですけどね)。ほんと、おそるべきはUインター


そして、この演出、創作論としても非常に参考になりますよね。
まあ、そんなに珍しいわけではなく王道で、要は「100」という大げさな表現を本人に否定させて「90です」と言わせる。
そうすると、マイナス10の分だけインパクトが薄れるかというとそうではなく、
「本人は大げさなことは言わない、謙虚で正直な人なんだ。その人が『90』と言っているのだから、90は間違いないのだろう」と信憑性が高まる…という仕組みですね。これは自分は、「空手バカ一代」で学んだテクニックです。


しかし、すばらしいやり方で桜庭が使っているので、ここで紹介しました。
正直、新日本プロレスの参戦ではどうにもインパクトを感じなかった桜庭のプロレス、vsササダンゴマシーンでブレイクするかどうか。