コメント欄で情報いただいた
「ニセ医学」本に関連して…明日29日(日) 19:00、BSフジ『ニッポンの選択』で「がんを放置する医師(近藤誠) vs がんを手術する医師」の討論をやるようですね。
<BSフジサンデースペシャル>『ニッポンの選択』
がんを放置する医師 vs がんを手術する医師
http://www.bsfuji.tv/top/pub/nippon_sentaku.html
6月29日(日) 19:00〜20:55
【今回の放送日時】 2014年6月29日(日)19:00〜20:55番組のテーマは「私たちの未来がかかった、今こそ話し合うべき日本の争点」。
世の中には、相反する主張を唱える者たちがいる。例えば、“がんの治療法”。
元慶応義塾大学病院の放射線治療医として活躍した近藤誠医師は「がんもどき」理論を提唱し、「がんは手術をせず、放置をするのが一番」と主張。著書「医者に殺されない47の心得」は100万部を超すベストセラーとなり、2012年には第60回菊池寛賞を受賞。そんな医学界の異端児・近藤医師が18年ぶりにテレビ出演し、持論を展開していく。
一方、近藤理論に真っ向から対抗するのは、腹腔鏡下手術による胃切除術で胃の全摘手術を世界で初めて成功させ、王貞治の胃がん腹腔鏡手術を執刀した、藤田保健衛生大学病院の消化器外科教授・宇山一朗医師。手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った胃がん手術を国内で初めて成功させるなど、「神の手を持つスーパードクター」と呼ばれている。
そんな、がん治療を認めない近藤医師と医療現場の最前線でがん手術を日々行っている宇山医師が、日本人の死因第一位のがん治療について、真っ向から意見を述べ合い、徹底討論していく。
近藤氏の議論は…わたしはほとんど著書は通読せず、雑誌の論文やインタビューを見ただけだけど「がんもどき」という独自理論と、がん検診は統計的に意味があるのか?の二つが大きく言うとあるように思う。
後者のほう。これは例えば…
40代の中年を1万人検診して「むむっ、これはアヤシイ!!要精密検査だ」と100人の「怪しい人」を発見する。そこから精密検査をしたら10人のがんが実際に見つかった、と。
しかし、検査も何にもしないで40代中年1万人から「くじで当たったから精密検査を受けて」と100人に精密検査を行い、その結果10人のがんが見つかったら…カネと専門家の人員を使って検診する必要があるのか、と。
こっちの議論のほうは面白いんだよね。
この番組と合わせて、この本も…
「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!
- 作者: NATROM
- 出版社/メーカー: メタモル出版
- 発売日: 2014/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (36件) を見る
「ニセ医学」本が発売になりました - NATROMの日記 (id:NATROM / @NATROM) http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20140625#p1