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先日のテレビ朝日に対するコメントで、イランが介入し、それを米国が黙認して、むしろサウジとかが米国から敵視されるようになったらすごい変化ですね、といったことを「専門家ならだいたいこう思うでしょ」程度の想像で話したら、番組で使われていましたが、それがすでに現実になりかけている気配もあります。オバマ政権がイランとの合意に賭けていますから。イランもあまーいささやきをしています。
アメリカの国体が「この国をカエサルのものにはさせない」という信念から、大統領任期を二期8年としているのはまことに結構なことだ…が、その「二期目」の動かしがたい持病として「もう辞める政権が「歴史的業績」を欲しがり、無理をする…あるいは長い交渉を切手あっさと決めようとする」ということだ。そんでまた、相手が独裁国家の場合はこの交渉がトップダウンですぐ決まるから、そっちで交渉しようとすると。
北朝鮮体制(金王朝)と米国との妥協はだいたいそういうところから生まれたわけだし。
ただ、イランはなぜか七不思議的に一定の「民意」や「権力の分立」ができていて(笑)、一筋縄ではあちらの政府方針もまとまらないのではないか。
にしても「シーア派」「スンニ派」の問題があり、シリア内戦の問題があり、サウジの権力継承問題があり、イスラエルと米国の関係悪化があり……もーどーなるかさっぱりわからん。
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