http://d.hatena.ne.jp/Donoso/20140321/1395416453
で「明断と誤断」という本が紹介されている。
たとえばクルスク戦がヒトラーの発案だったという通説は、参謀総長ツァイツラーの戦後の回想から生じたものだった。当時の戦時日誌を紐解いていくことで判明したのは、実際の主唱者は南方軍集団司令官マンシュタインであり、逡巡するヒトラーを説得した人間こそ、この構想を支持していたツァイツラーだった。
同じようにクルスク戦の「ヒトラーの最新兵器配備への固執による作戦延期」という通説もまた揺さぶられる。
(略)
これらは本書で展開される「通説」への揺さぶりの一部…同時に旧来「通説」を形成してきたドイツ軍人たちの弁明能力の高さにも驚かざるを得ない。
実はそんなに戦史を知らない私には、この記述がどれだけ通説をぶっこわすものなのか、そもそもその通説はどのぐらい浸透してるのかさっぱりわからん。
だが、なんとなくtwitter上で目に入り、なんとなく上の記述の一部をブクマ(ツイート連動)したら反響がけっこう多いので、なかなか重大なことなのかしらん、とブログでも紹介しておきます。