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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

小泉純一郎元首相の会見全文から、枝葉末節を紹介する(全文革命)

いくら、演説や記者会見をすべて文字にしたり動画を配信する「全文革命」の時代が来たからといって、これほど「全文」がメディアによって提供されたものは近頃無い。ネットメディアはそれがうりのニコニコニュースだけでなく朝日新聞から産経。紙媒体でも週刊ポストAERA…あとどこだっけ、一番売れることに敏感な週刊誌系でも掲載したのだから。
そしてそれを読んで、メーンじゃない部分を抜いていこうと。
ニコニコニュースが一番語り口を生かしてるように見えるのでそこから

「何万年後も核の廃棄物処分場の情報を伝えることはできない」のたとえ話。

10万年後なんぞでもう一つ考えなきゃいけないことがあると。何だと。
放射能と言うのは危険なんだけども近寄っちゃいけないんだけども、色がない臭いがない。
近づいてもこれが放射性物質か分からない。それを10万年後の人間が
このオンカロに来てなんだこりゃと思って果たしてほっといてくれるかなと、
そっとしといてくれるかな。人間って言うのは好奇心が強いと、必ず分からないものが
あると掘り出そうとすると、これを絶対掘り出してはいけないというように
どういう文字を使ったらいいか今考えているんだと。
 
10万年後のね文字って言ったらね、我々いま4、500年の日本語だって
読めないですね、古文。考古学者はねピラミッド発掘してもねあの出てくる文字
読めないでしょう。2000年3000年前。それを1万年2万年じゃないですよ。
10万年後にここに近づいてはいけない掘り出してはいけないという文字をね、
何語にしようかと。国連の使っている英語その他、フィンランド語、しかし字は
変わりますからね。日本語だって最近私なんか付いていけない若者達の言葉ありますよ。
うん、我々若い頃はね、あの人キレるなっていうのはね、頭良かった。
今あの人キレるっていうとね、ちょっとおかしいなって言われちゃう。
 
最近また驚いたことあったな。この前食事してたらね、「ヤバい」っていうんですよ。
食事ご馳走してたら、数人で。なんだ、なんか悪いの入ってるかって言ったら
いやいや、「ヤバいほどうまい」って言うんですよ。
あれのね、今の世代の人からいうとね「ヤバい」っていうとマズいぞっていうね、
きっと危ないぞ何か変なもの入ってると思いますよ。
「うまい」って表現が「ヤバい」ってなっちゃった。本当にヤバい時代だなと思った。
 
この言葉をね10万年後を分かるように考えてる、まあ笑い話じゃないですよね。
それが本当に出来るのかと、事故前にも見つからなかったんですよ日本は。

感想。
いわんとすることは分かる。言葉の感覚だって一世代で変わるんだから、10万年後も「ここは危険だ」と伝えるなんてより困難だと。だから脱原発に踏み出せと。
そういう話のつなげ方は分かるし、笑いどころもスピーチには必要だが…しかしなぁ(笑)。

 
 

山田孝男記者が「スクープ」を飛ばした経緯

毎日新聞のヤマダ記者が八月でしたかね。私のオンカロ視察の後
私の話をコラムで取り上げてくれました。
短い文章なんですがこれが実にうまく要点を取り上げてましたね。
あれからですよ。一斉にマスメディアが私に注目し出したのは。
ずっともうあの3.11の事故が起こってから似たような話してたんですよ。
私は今まで一切私の話に対して記者を入れてくれとか、
入れるなとか一言も言ったことありません。
主催者に全て任せているんです。そこに記者が来て何を書こうが勝手だったんですよ。
 
それまではあの毎日のヤマダ記者が書くまではそれは皆無視してたんですね。
であの毎日のヤマダ記者のコラムが出てからこれはもういろんな方からね、
インタビューの申し込みあってもうお断りするのも大変だなと思ってたところが、
倉重さんからまあどうせここで話せばもう取材受けなくていいじゃないですかと
いうお話で、それもそうかなと思って今日は喜んでやってまいりました。
 
ただし、記者会見っていうそれはね、もうしないよと。
まあしかし私の話を聞いて質問したい方もおられるだろうから、
まあ若干時間を残して1、2問受けますよと言う話で今日はやってまいりました。

感想。
自分は「スクープ・コラムニスト」というものの存在について今まで興味を多少持ってきた。ワシントンポストなどに多く生息する。コラムの中で新情報を書き、それを他メディアは後追いするような…。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131113/p2
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130926/p1

ただ、そういう人は「大物Aがわたしだけに漏らしてくれたからこの情報を書けた」と自慢したい気分もある一方「じゃあその大物Aと特殊な関係なの?」「都合のいい情報をAからもらってるの?」と思われたくない気分もある。
そういうとき「この情報はどこにでも転がっていてだれでもアクセス可能だった。わたしは、それに注目して紹介する『視点』が良かっただけに過ぎない」と言いたい動機もある。
小泉氏はその後者だと、発言した側から保証しているわけだが、果たしてどうだろうか。もともと「小泉にオフレコなし」とはよく言われてはいたのだが。 
 
  

靖国参拝秘話。これは「胡錦濤派」が攻撃されるぞ……

2004年11月チリで行われた首脳会議、アメリカ大統領、ロシア大統領との
首脳会談はもう早く決まったんです。日本を出発する前に。
そろそろ日本を出発する、出発する前に中国の主席と首脳会談を決めておこうと
思ったところが、なかなか返事が来ないもんですから外務省の担当者に催促するようにと。
まあ行く前に二者会談決めていこうと、そうしないと今いろいろ首脳会談の申し込みが
あるから時間も取りにくくなるからということで指示を出して決めましょうと。

ところがね、外務省担当者が困ったことが起こったって帰ってきた。
何だと。中国側は、11月でしたから来年小泉総理が靖国神社に参拝しなければ首脳会談を行うと言う返事が来たと。どういう返事をしましょうかと言うんですよ。
私はそれではこういう返事をしようと。来年小泉総理は必ず靖国神社に参拝します。
それで首脳会談をお断りするなら仕方がないと。しかし小泉は日中友好論者ですからと。
そういう返事をしろと。これでもうチリでの二者首脳会談は出来ないなと思ったんです。

ところがしばらくすると、返事が来ましたね。早かったですね。
驚きましたと。何驚いてるんだと。OKしました、首脳会談OKしましたと。
ただし、必ず首脳会談の前には記者が小泉総理に聞くだろうと。
来年靖国神社参拝するかとか必ず聞くはずだと。会談する前も会談した後も、するとは言わないでくれというからああそれはいい。だからあの当時あれから記者に質問された場合、来年靖国参拝するんですかと記者の諸君から聞かれたとき、私は適切に判断する、適切に判断すると言っていたでしょう。

中国は事前に「小泉は参拝をします」と明言されていたが、それを了承して会談に臨んだ…と。読売新聞などがたしか報じてはいたはずだ。
中国だってたぶん、この情報がチャイナセブン(国家を動かす共産党最上級幹部)では共有されていたと思う。
だが、いったんメディアに載って一般民衆が知るとなるとねえ……
国家の秘密というのは、こういうところで2国間だと平仄が合わないこともある。
しかし、逆に公開の原則やオープンな情報公開が”攻め”にもなるということだろう。そして元から公開をしている国家のほうが、こういうときにダメージが小さいのだ。

【全文革命とは】
※会見やインタビュー、討論などが、動画送信技術の進歩によりノーカットで中継・放送が行われたり、文字数制限が無いネット経由で全文掲載されること…それがもたらす文化・ジャーナリズム・社会状況の変化(の予測)です。 全文革命 という言葉でこの日記内を検索してもらうと、関連の話題が出てきます