http://mmaplanet.jp/archives/1815468.html
注目の裁定結果は、スプリットでGSPに。その瞬間、信じられないという表情でヒザから崩れ落ちたヘンドリックス。GSPは「ちょっと記憶がないけど、これまでで一番タフな試合だった。右目もやられて見えなくなってしまって……。バケーションが必要だ。ちょっとグローブを置いて考える必要がある」と明言は避けたが、引退を匂わせた。一方、ヘンドリックスは「僕が勝ったと思う。ジョージはグレートファイター。やってられないけど、また戻ってくるよ。GSPの攻撃は大したものがなかった。リマッチ、もちろん。また同じような試合になるよ」と不満を口にした。
以前覚えた「Razor-Thin Victory」という英熟語…「剃刀の刃のように薄い(僅かな差しかない)勝利」とい言葉が、実にぴったりの試合でした。
後天的に打撃を覚え、ビッグパンチを装備したアマレスラーは手がつけられない、というのは山本Kidや高橋義生、ダンヘンにケイン・ヴェラスケスなど枚挙に暇が無いが、まさにそういう人間にロックオンされたGSP。
判定が妥当かどうかという話でいうと、自分は「直感で(Rごとの計算とかしてませんよ)いうならヘンドリックス勝利だが、ラウンドごとに配分すればGSPが過半数のラウンドを取った、といわれても納得する」てな感じ。だがその集計結果がどうあれ、ヘンドリックスが最大限にGSPを追い込んだことは間違いない。
そして少し情報で聞いていた・・・それが現実になるかどうかわからないが、GSPの休養(引退?)宣言。「こういう発言は、試合直後のときは信じないほうがいい。本人だって分からないんだ」というのはチェール・ソネンの言だが、そうであることを祈りたい、
なぜなら、少なくとも「ヘンドリックスvsGSP2」はカネの雨が降る黄金カードになっただろうからだ。
そのとき、ヘンドリックスが暫定王者や、はたまた返上したタイトルの新正規王者になっているかわからんが期待して待ちたい。