一頭のブタがテレビ局のインタビューで「あなたはブタ小屋を愛していますか?」と尋ねられて、「もちろん愛していますよ」と答えた。
テレビ局の記者はとても喜んでカメラに向かい「ブタですらブタ小屋を愛することを知っているのです。なぜ国を愛さない人がいるのでしょうか? もしかして彼らはブタ以下なのでしょうか?」と視聴者に言った。
続いて記者はまたブタに「あなたはなぜブタ小屋を愛しているのですか、その理由を教えて下さい」と訊いた。
ブタはこう答えた。「もしぼくがブタ小屋を愛さなければ、他のブタに死ぬほど罵られ、小屋から追い出されてしまいますからね。それじゃヒト以下じゃないですか」
さて、元記事は
http://www.newsweekjapan.jp/column/furumai/2013/10/post-741.php
「中国風ゲンコツのおさめ方」(ふるまいよしこ)
からの引用(その記事で、@wuzuolai という中国人のtwitterつぶやきを翻訳したもの)
だが、転載にあたって、少し文章を改変している。上の「テレビ局」はもとは中国のテレビ局「中央電視台」と書かれていたのだ。
だが、上のひとつばなしは、一国にとどめるものでなく、もっと普遍的に、そして長く読めるものだと思ったので、そこをあらためた。