こんなやりとりなどをtwitterでしました。
秋月耕太 @k_akiduki 9月13日
今月号の「アオイホノオ」読むと創作者を制御するというのがどういうことかというのがよくわかる。
gryphonjapan @gryphonjapan 9月13日
あ、ゲッサン発売してるのか。放課後さいころ倶楽部、単行本も出たっけ。 @k_akiduki @SagamiNoriaki
我乱堂 @SagamiNoriaki 9月13日
@gryphonjapan @k_akiduki 今月の「アオイホノオ」は「史実」のあまりの壮絶さに衝撃を受けました
じゃあ読んでみた。ほかにもTLで絶賛の嵐があったからね。
今現在、この作品はどんな展開かというと、プロデビューにつながる「熱血パロディギャグ」といいう路線をつかみ始めた焔燃(島本和彦がモデル)と、日本SF大会大阪(DAICON)のオープニングに流すためのアマチュアによるアニメを作っている庵野秀明や岡田斗司夫を、それぞれ別の場所の物語ではあるが同時進行で描いている。
後者の話って、世代的によく知らない当方だって、なんか伝説っぽい話として知っていた有名なもののようだ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110712/p2
にも自分も書いているし、岡田斗司夫の著書
- 作者: 岡田斗司夫
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単純な話ですよ。
ほぼコンセプトが決まり、超人的な庵野の働きぶりなどで着々と進行するDAICONオープニングアニメだが、岡田斗司夫が「このままではインパクトがない!」「伝説を作ろうや!」「ジョージ・ルーカスをあっと言わせたくないか?」と、”ある提案”をする……
その詳細は…いや詳細じゃなくても、たったひとことで端的にもわかるんだが…
とまで、あの狂気なまでの蛮勇を誇る島本を…一歩退かせた史実とは???
この話の教訓
・世の中、煮詰まった(※最近の意味で)組織は一歩間違えば狂気の選択をしかねない
・その時、組織の”空気”に「水を差す」存在は貴重・アレな表現には、倍するアレな表現が時として奏功する
- 作者: 山本七平
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・まあなんだ、寝不足はよくない(笑)
庵野秀明が「堀越二郎」役を演じた理由の一端が分かる。
「大丈夫というか、どうしようもない」は名言だな(笑)。実人生でその登場人物に近いことをしていた人間が、その役を演じてハマるか?演技の素人でもいいのか?に関しては、黒澤明が何度か試み、「七人の侍」の老婆はハマり、「トラ!トラ!トラ!」ではおじゃんになったが…
https://twitter.com/manriki/status/198088235677777921
@kuratan あまりに有名なエピソードですけど七人の侍に出てくる野伏に孫子を殺された老婆は普通に戦争で家族を亡くした婆さんで、喋っている繰り言にはB-29とかが登場してきてしまうので台詞は別人がアフレコしているそうです。ある意味当時の映画ってひどい。