INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「大群集学」の試み。

コミックマーケットって今週末らしいけど、あつくないのかしら/

http://www.comiket.co.jp/
次回のコミックマーケット84は、東京ビッグサイトにて2013年8月10日(土)〜12日(月)に開催の予定です。

土日じゃなくて、土日、さらには月曜なんだ。すげー。

自分は「げんしけん」(あの中では「コミフェス」だったね)で疑似体験するだけで、すんごい行列があるというのにぐったりしそうな勢いなんだが…


ただ自分は、実にニッチなジャンルのような気もするけど、「一箇所に大群衆が集まる大衆運動・事件・催しが発生したとき、そこから生まれる物理的な諸問題をどう解決するか」というお話に興味をひかれる…何マニアというんだろう(笑)。そういうテーマが好きなんだよね。
何度かそういう話を、このブログでも書いている。
鈴鹿サーキット
「お盆交通渋滞」
フジロックフェス」
紅衛兵100万人天安門集会」
昭和天皇大葬の礼」
「反原発デモ」
ウォール街を占拠せよ運動」
コミケ
安保闘争デモ警備」
「サッカーW杯出場を街頭で祝う、規制する(DJポリス)」
などなど…一緒にしていいのか、これらを(笑)。いや、本の題名にもなっている「渋滞学」に加え、いま即興で命名するなら「大群衆学」とでもいうべきものがあるなら、全部教科書に載っている事例だろうな。

危機管理の専門家にして日本のパイオニア佐々淳行氏も
「自分の現役最後の危機管理事案は、昭和天皇大葬の礼だった。寒いので、各国首脳に使い捨てカイロを配ったりなどの措置をとった」と話している。カイロって、小さい危機管理のような気がするが(笑)、まあでもグっジョブなんでしょうね。


全部、そういうジャンルに入ってると思うんだけど…

過去の自分の「大群衆学」ロマン的なものをかいた記事

■富士F1の、バス乗降客のさばき方に進歩あり・・・というブログが人気
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081014/p8
■F1@富士も凄いが、コミケも凄い?「人の流れ」制御の科学とノウハウ。そして兵站と危機管理
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081015/p4
■「大集会・大イベントでのトイレ問題」は普遍的…ウォール街占拠運動では?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111014/p5
ウォール街占拠運動、「兵站」軽視で敗れる?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111120/p5
■「有明地獄地帯」に行くかね、君たち。いきてかえれ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101230/p2
■あと3、4年で、コミケでコスプレしてる人たちとかは、顔写真検索で特定できるようになるんじゃないの?…というSF。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110818/p2
■「DJポリス表彰」で思い出した話…「中国は天安門事件後『殺さずに民衆を弾圧する方法』を日本から学んだ…指導者は佐々淳行(笑)」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130620/p4




■「主催者側発表」に関する雑話(※2007年の文章です)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20071004/p6
■「主催者発表」に関する続報。結局は消えた「警察発表」が一つの原因だ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20071009/p3
■なつかし「主催者発表」問題のそれから。台湾集会での産経の変化
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080901/p5
■どうやって大規模な催しに集まった人数を把握するの?という話〜東北の夏祭りを例に
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120621/p1
■デモ等の人数…「携帯電話データ」使えば既に確定可能では?(推論)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120704/p3
■「デモ人数」新情報。「警察からの正式な人数発表はない」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120708/p3

そして、暑くないのか。しなないのか。


http://www.jma.go.jp/jp/week/319.html
関東甲信地方週間天気予報
平成25年8月7日16時30分 気象庁予報部発表
予報期間 8月8日から8月14日まで
 
 高気圧に覆われて、おおむね晴れるでしょう。
 最高気温・最低気温ともに、平年並か平年より高く、平年よりかなり高く
なる所もあるでしょう。熱中症など健康管理に注意してください。
 降水量は、平年より少ないでしょう。

えーと、その、なんだ。大丈夫か。今回はほんとにきついんじゃないか?
おまけに暑すぎてゲリラ豪雨とかはないのか。

くれぐれも、お体大切に。
こんな状態で集まる大参加者を、よくもボランティア中心(なんだよね?)で管理しているなあ…けが人とか死者とかもいるのかといえば、あまり聞かないしな。日本で五本の指に入る、「大群衆危機管理」のノウハウが蓄積されているはずだ。

以前どこかに書いたかもだけど

というような本を、聞き書きの形でも記録にしてほしい。やはりその経験は、幅広く生かせると思うので。


今回の参加団体。左のアンテナとかコメント欄より

http://puigin7733.blog96.fc2.com/
8/11(日)東Sブロック60a
サークルPRIDE-0 新刊「オタ育児 Vol.3」 500円予定

よろしくお願いします!

http://blog.livedoor.jp/keumaya-china/
中国嫁日記★同人誌総集編」

  B5版  92ページ(表紙込み)
  頒価:1500円

8月11日(日曜日)
東地区コ-37ab 希有馬屋にて頒布

http://d.hatena.ne.jp/koikesan/
(経由情報)
藤子不二雄ファンサークルマガジン「Neo Utopia」第53号が夏のコミックマーケット(8月10日(土)西2ホール・せ05a)で販売されます。AFG総選挙(藤子ヒロインの人気投票企画)の結果大発表のほか、藤子関連の情報とファンの熱気がぎっしり詰め込まれた渾身の一冊です。
 http://neo-utopia-net.blogspot.jp/search/label/

自分のアンテナ内限定でいえば、出品の常連だった山本弘氏、「唐沢俊一検証ブログ」氏は、今夏はそういう出品の情報は、少なくともブログでは発見できなかった。見落としがあるかもしれない。

山本弘ブログを見ていたら「この催しの源流に柴野拓美氏がいる」との一文があった。
紹介したい

http://hirorin.otaden.jp/e81385.html
古いアニメファンなら、「小隅黎」という名前に見覚えがあるのではないだろうか。『科学忍者隊ガッチャマン』『宇宙の騎士テッカマン』などのタツノコアニメで、SF考証を担当していたのも柴野氏なのである。
 
エイトマン』の原作者である平井和正氏を『少年マガジン』に紹介したのも柴野氏である。また、筒井康隆眉村卓豊田有恒といった『宇宙塵』の作家たちは、『鉄腕アトム』『エイトマン』『スーパージェッター』などのSFアニメの脚本を書いていた。
 
 日本SF大会をはじめたのも柴野氏である。その中のディーラーズ・ルームでは、日本各地のSF同人サークルがテーブルを並べ、同人誌を売っていた(今も続いている)
 その日本SF大会を模して開催されたのが、1972年から10回続いた日本漫画大会であり、その日本漫画大会に反発し、そこからディーラーズ・ルームだけを独立させるという発想で生まれたのが、75年から開催されたコミックマーケットである。ちなみに、コミックマーケットの生みの親の一人である故・米澤嘉博氏も、作品こそ発表していないが『宇宙塵』の同人であり、よくSF大会にも参加していた。生前、「コミケSF大会から生まれた」と発言していたという。
 また日本SF大会では、70年代中頃から、ファンによるコスチュームショーが行われ、参加者がSF映画やアニメやファンタジー作品のコスチュームで会場内を歩き回るのも当たり前になっていた。それが日本におけるコスプレの起源である。
 あなたが今、コミケ会場でこれを読んでおられるのだとしたら、周囲を見回していただきたい。同人誌の即売、コスプレ、テレビアニメ、SF小説……柴野氏がいなかったら、これらはみんな存在しなかったか、まったく違った形になっていたかもしれないのだ。