http://www.asahi.com/international/update/0719/TKY201307180485.html
【プレトリア=杉山正】南アフリカのノーベル平和賞受賞者、ネルソン・マンデラ元大統領が18日、95歳の誕生日を迎え、各地で祝賀の催しが開かれた。マンデラ氏は首都プレトリアで入院中。病院前では回復を願う多くの市民が集まり、歌や踊りで祝った。
ヨハネスブルク郊外ソウェト地区から来たモアビさん(39)は「彼の精神は我々を結び続けている。消えることはない。祈りが届き、まだ10年は我々と一緒にいて欲しい」と語った。
という祝福と尊敬の声が世界に響く。
まったく同意、当然のこととは思うが、ふと「世界の元要人で、今90歳以上の人ってほかに誰がいたかな・・・」と。もちろん群馬の妖怪とかもいるけどさ(笑)、ふらふら脳内でぞ想像をめぐらしている中で、一度このブログでエントリにした彼のことが頭に浮かんだ。
■【敗将列伝】民主化直前、ポーランドに戒厳令を布告したヤルゼルスキの話。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101015/p7
90歳という情報は
ウィキペディアの「ヤルゼルスキ」
に「1923年7月6日 生まれ」「亡くなったという情報が載ってない」というだけなんだけれども。
ウィキペディアを信じるなら、まだ2007年からの「戒厳令」の罪を問う裁判は続いていることになり、ヤルゼルスキ「被告」がただしい呼び名なのかもしれない。
しかし
表題に書かれた問い(詳しくは前エントリとウィキペディア)はいまだに難題でありつづけよう。
ただ昨年の夏、こんなことがあったという
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-e274.html
ヤルゼルスキ宅でお茶するワレサ
62fb9f3527d04d23b1f7b5125e5f318d・・・ポーランドで、連帯という名の労働組合を率いたワレサ氏と、首相として戒厳令を敷いたヤルゼルスキ氏が、今では好々爺然としてお茶をしているようであります。
http://www.thenews.pl/1/9/Artykul/105835,Walesa-takes-tea-with-former-communist-leader
(略)・・・夢のまた夢というところでしょう
ワレサも大統領になったものの不人気で、再選に失敗、その後も政治的な敗北を重ねたという。どのような経緯をたどったかは知らないが、冷戦の中で対立した存在が、今こういう関係を築けるのはそう悪い話ではない。