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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

東京都議選終わる。共産、みんな躍進、維新、民主惨敗、自公全勝

共産党躍進(復活)

・・・公明党と同じく<棒杭政党(固定支持層は必ず投票にいくので、抵当表率だと議席が増える・・・水が多いと池の中の棒杭は埋没し、水が少ないと見えてくる、との意味)>としての性質が発揮され低投票率が好条件になった、と見ることができるかもしれない。

ただ

「ふだん支持している政党がない」と答えたいわゆる無党派層の人のうち、自民党の候補に投票した人は22%、民主党の候補に投票した人は20%でした。前回・4年前の選挙の際は、無党派層のうち、民主党の候補に投票した人が46%、自民党が16%で、今回は、自民党民主党をやや上回りました。
このほか、今回の出口調査では無党派層のうち、共産党の候補に投票した人は、18%、みんなの党が11%、日本維新の会が10%、公明党が7%、東京・生活者ネットワークが5%などとなっています。

ということなので、無党派層の共産支持者も多かったのだろう。
ただただ。
自民党の戦略の一つに「自・共対立戦略」というのがありましてな。
「今後の政治は自民党vs共産党ですよ」「共産党がわれらの敵」とやっていくと、
1:絶対こっちにこない無党派の「反自民」票は共産党に集まる
2:だけど共産党は他の勢力と連携しないし、基礎的な支持者が少数過ぎるので、所詮自民党を上回る勢力にはなれない。小選挙区制ならなおさら。
3:むしろ、まがりなりにも最大野党で、政権交代を起こしうる民主党などへ入ったであろう票を食ってくれる

という戦略でね。それが奏功した、ともいえるが

みんなは増、維新は減

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130624/elc13062400420005-n2.htm(2P目)

4月段階では「両党合わせて第1党」を目標としていた。
 だが5月、維新の橋下徹共同代表の慰安婦をめぐる言動に端を発し、協力は解消に。さらに橋下氏が都議選敗北時の進退に言及したこともあり、維新は告示直前は「現状維持(3議席)では勝ったとは言えない」(松井一郎幹事長)とまで後退、勢いがかげった。
 第三極のもう一翼を担うみんなは、維新との選挙協力を解消したこともあり、無党派層の取り込みに成功したかたちだ。

維新は現状維持すらできずか。こうやって結果論で見ると「みんな」の協力解消は大成功だったとなる。ただ無党派支持率は上に書いたようにみんあ11%と維新10%だったようだ。
速報のついでにびっくりしたのは、維新がけっこう同一選挙区に複数を立てていたこと。そりゃ票も分散するよ。ブームのときはこれでも勝てると思ったのかね。
また、本来的には前都知事が党代表のひとりなんだから「石原地盤」や「石原チルドレン」がいてもおかしくないが、それがなかった。石原氏がけっきょく「元祖無党派だのみ」で、組織や人脈を作る(つくれる)タイプじゃなかったのが大きかったのだろうな。

民主と自公

これは事前予想の結果どおり、となるのだろうけど、にしても中選挙区なのに粘り越しのようなものが民主になかった。