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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「世界一売れた薬」の発明者、「ノーベル賞候補」とされる遠藤章って人がいる

2013年5月12日 毎日新聞。1.5ページもの分量を使って伝記的な人物記事を書く「Sストーリー」という記事で特集された。
まったく不勉強でこの方を存じ上げなかったが、名前がわかれば検索できると。
http://www.nikkei-science.com/?p=17930
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E7%AB%A0
その「Sストーリー」を読むと、やはり大発見には、ぎりぎりの幸運があったり、開発中止の危機があったりする。これがちょっとずれていたら、1億人ぐらい世界で余計に死んだかもしれない(誇張ではない)。
ただ、ひとつだけ・・・
人体に投与して効果があるか、副作用がないかというぎりぎりの問題に対して慎重論が高まり、開発が暗礁に乗り上げたとき・・・
記事から。

大阪大医学部から「遺伝的にコレステロールの高い18歳の少女に投与したい」と電話があった。(略)遠藤さんと研究所の上司は2人だけの秘密とし、阪大の打診にコンパクチンの将来をかけた。
78年1月12日。・・・(略)担当教授は「当方の責任で行います。迷惑をかけません」と言った。しかし投与から3週間後、副作用で少女の筋肉が麻痺症状を呈した。再び大阪に向かった遠藤さんは病室を見舞い、その番通院した。「退職を覚悟し、妻にも伝えました。これですべてが終わりだと思った」

しかしその後効果が現れ・・・大逆転となる。
新聞記事は評す

現在のルールなら彼らの行動は批判を招いただろう。「今ならできなかった」と口をそろえる。

そうなんだろうな・・・。何かこの記事を読んだときに感じた感覚は、映画「ゼロ・ダーク・サーティ」を見たときのそれに酷似していた。