2013年5月9日の読売新聞「世界の論調」(英エコノミスト記事の翻訳)
「アイルランド共和軍(IRA)の連中には敬意を表さざるを得ない」。サッチャー英首相は1981年、獄中でハンガーストライキを続け、首相を苦しい立場に追い込んだIRAメンバーをこう表した。(後略)
グアンタモ基地収容者問題に関する記事のマクラ部分だが、テロリズムと対峙した国の関係者が、たとえばかつての敵国の将軍や兵士に敬意を表するように、こういう敬意を示したという事例は滅多にないと思うので記録した。エコノミスト本誌には2013年5月4-10日号に掲載されている由。