■森田崇「アバンチュリエ」連載終了決定、作者が「公開移籍先募集」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120929/p1
(関連togetter)
http://togetter.com/t/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E5%B4%87
という衝撃のニュースから約半月が経過しましたが、「イブニング」誌上ではその舞台裏をまったく感じさせず、「怪盗 vs 名探偵」がクライマックスを迎えています。
いや、こういうシーンも深読みすれば、今の状況を反映しているのかなあ、と思わせないでもないが(笑)・・・まあ違うでしょう。
にしてもねえ。第一報のときは時間などがなく論じられなかったが、あらためて考えると、アバンチュリエはルパン譚が小学校の図書館から永遠に無くならない様に、「長く売られる」ものだと思っていたし、講談社もそういう戦略を立てているのだと思っていたのだが・・・。
ルパンやホームズを「子供向け」に漫画化した作品も、図書館の子供コーナーにいけばやたらと目に付く。だがそれは、大体において、「まあこども向けなんだから、絵も演出も低レベルでいいだろう」という変なカンチガイでつくられたとしか思えないような代物だった。
シャーロック・ホームズは「JET」という漫画家(グループ?)がコミカライズしたものは水準に達していたが、それと同じように・・・また「皆名前は知っているが、派生した『三世』が有名になりすぎ、初代を詳しく知っている人は案外いない」という意外さも加味したアバンチュリエは・・・例えばもう少し浸透していけば版をいろいろと変えて、たとえば「学校図書館の定番」にもなりえたかもしれないのに。
まあ、編集部や営業のほうも、打ち切りを決めるに至る売り上げや人気の数字分析、データはいろいろとあったのだろう、とは思う。しかし!東京屈指の某大書店でも、正直3巻や2巻だったかな。「品切れ」の札がかかっているぐらいだ。印刷の段階でかなりブレーキをかけているとおぼしい・・。
「このマンガがすごい!」「このマンガを読め!」にランクインできないだろうか・・twitter活動も含めて(笑)
実はいま、ノーベル賞の洪水のような報道を見つつ「そういえば、そろそろ年末マンガ賞に向けて水面下で動いているんだろーなー。今年は何が受賞なのかなー」と思ったりもする。
SF大賞は「屍者の帝国」が大本命、「エヴァンゲリオン Q」が大穴、だろーからねー。
そんな中、ふと「森田崇『アバンチュリエ』が2012年の年末マンガ賞で上位に入ったら、いろいろと移籍に向けたいい材料になるんじゃないかなー」とも気づいたわけですよ。
自分は昨年度の
■「見えない道場本舗・2011年度漫画10傑」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120402/p1
にも堂々選択しており、純粋にこの作品の内容だけで評価し得ると思うが、それとは別に、今回「連載打ち切りが決まっても作者はあきらめず、前代未聞の『twitterを利用した公開移籍先探し』をおっぱじめた」という、そういう時事性、パフォーマンス性を加味していただいてもいい。
それに対して「おや?」「珍しいことやってんなあ」という興味を惹かれた方は、それをも加味して「このマンガがすごい!」「このマンガを読め!」その他のランキングにどうぞ清き一票を投じてほしい、と思う次第であります。
ああいうランキングの投票者、選定者ってプロ以外はどこにいるのか分からないんだけど(笑)、万が一見ているかもしれないので「選挙運動」をスタートさせるのであります。
森田崇氏のtwitter
https://twitter.com/TAK_MORITA

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