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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「ブラックジャックによろしく」二次使用許可で、多くの電子書籍が配信。ならば「イガグリくん」「吉川英治」も希望

http://getnews.jp/archives/250681

漫画家の佐藤秀峰氏がまた面白い試みをおこなうという。なんと今度は大ヒット漫画「ブラックジャックによろしく」を「二次使用フリー」にするそうだ。
サイトからダウンロードしたものをコピーしても友達にばら撒いてもよし、改変したり二次創作を行うもよし、さらにはそれらを販売して勝手に儲けてもいいらしい。
なぜ今こういう試みをやろうと考えたのか。佐藤秀峰氏に時間をいただき、直接話をきいてきた。

どうなるんだろうと思ったら、まず、いろんなところから電子書籍が出始めた、らしい。
なるほどねえ、やっぱり市場、商売っていいや。小回りがみんな利くなあ・・・
http://d.hatena.ne.jp/RyoAnna/20121004/1349362568

自ら立ち上げたサイト漫画 on Webでは電子書籍として配信済みだったが、先月9月15日、二次利用を完全に自由化した事で各電子書籍サイトでの無料配信が始まった。

ならば、提案なのだが・・・

ウィキペディアの「福井英一」
福井 英一(ふくい えいいち、1921年(大正10年)3月3日 - 1954年(昭和29年)6月26日)は、日本の漫画家、アニメーター。東京都出身。
(略)
1952年(昭和27年)、鈴木副編集長と担当編集者の平田昌兵とともに、福井は企画案を練り上げ、『冒険王』1月号から柔道漫画『イガグリくん』を連載開始。同作は爆発的な人気を博し、『冒険王』は瞬く間に発行部数30万部を突破、返本率5%という怪物誌となった。

作品は、日本格闘技漫画の暁を告げるものでもあった。
そして、その業績と功績に頭は下がるが・・・日本の著作権上、2004年に彼の活動の成果は、全人類の共有財産となった。


・・・・とはいっても、これも市場は正直で、これを電子書籍化すれば売れる、人気が出るものなら、とうのむかしにだれかがやっているでしょうね。

やっていない、ということはたぶん(有料とかでは)読む人はそういないだろう、ということだし、正直自分もそうだ。

では「市場」ならぬ「酔狂」では?
と、と。1994年に復刻されていたようだし、
http://www.amazon.co.jp/dp/4872700449
著作権が切れた2010年にも
http://www.junkmouse.net/shinkan/apl.htm
品切中福井英一 イガグリくん(完全版) 3,000円 2010.9 A5判.
「冒険王S27年3月号〜S29年11月号までを収録」
で復刻されたようだね。
こういう復刻本を、たとえば電子化してもいいのかしら?
 
まあ、詳しいことは誰かに任せるさ。「ブラックジャックによろしく」がフリーな形になり、電子出版が殺到した、ということを機会に、ちょっと提案してみた。

吉川英治電子書籍化(青空文庫化)には何の心配もしていない

ことしが没50年にあたる。先月、9月7日が命日。
詳しくはこちらの通り。

吉川英治没50年。=いよいよ「初代国民作家」が著作権フリーに!!
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120908/p8

これは何の心配もしていない、市場、そしてファンに任せていればフリー化はものすごい勢いで進むだろう。
たぶん、関係者の皆さんはいま、その準備中のはずだ。