http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20120926/1348648528
から菊田早苗談話のまた聞き。
初期のUFCを見て物凄いインパクトを感じ、大原(学)さんとペドロ・オタービオのバーリ・トゥードの試合(1996年のUVF)を東京ベイNKホールの最前列で見て、いつかこの戦いをやってみたいと思っていました。それから総合格闘技もスポーツ的な流れになって、今の日本で素手でやるのは自分でも馬鹿げてると思いますけど、この歳になって先も長くないと思うので、やりたいことをやりたかった
そういえば、菊田は「PRIDE-2」にも出場した、実に初期からの総合ファイターだったっけ。こういう談話で逆に思い出した。
その世代に、素手でやるような初期のMMAへのノスタルジアがあっても確かにおかしくない。
これを今やる意味、は確かにあまりないのだろうし、そこで再度、危険暴力視されるような結果にならないことを祈るが・・・
ただ、菊田がジム経営の安定を背景に、競技的な意味で「無理をしない」・・・最前線でランキングやチャンピオン挑戦をモチベーションとせず「自分がやりたいこと、やりのこしたこと」をやれるというのはよかったなあ、という感じはある。金原弘光vs佐々木有希もなにげにそうだが、同世代の選手らを中心にややセピア色になってきた、こういう試合が徐々に組まれていけばいいと思う。パンクラスやDEEPでも、そういう試合はできるだろう。