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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

”谷間興行”UFC149やっぱり大不調。ダナ・ホワイトの発言がすごい

UFC149、DEEP公武堂ファイトと重なったので、録画を昨日夜に見る形になりました。そしてら・・・これは面白い試合でもそうで、内容と言うより横になって見る形式と仕事の疲れなのだが、何度も寝落ちして、あれ?と録画を巻き戻す羽目になった。
で、巷間のうわさどおり、やっぱり今回は不調だった。
怪我の欠場相次ぎ、お互いがお互いを分析できず、調整も不十分なせいということも大きかったのだろう。
武道的には、ある日突然試合をしても、見知らぬ相手でも勝てるのが格闘技、となるのだろうけど、それはそれとしても「名勝負」を生むには相手を知ったほうがいいのか、どうか・・・これはちょっと面白い謎だ。

で、各サイトも録画を見てから巡回したのだが、おなじみOMASUKI FIGHT。
デイナ・ホワイトの発言が率直すぎ!
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-1356.html

「われわれは今夜ここでゲート収入の新記録を作ったが、それはかえってお恥ずかしいことになってしまった。新記録の一報を聞いたときにはうれしかったが、今はみっともない」


「まるでUFC33の再放送でも見ているみたいだった」


「。コンゴとジョーダンは3R、金網で押し合うだけだった。レフリーもそれを許容していた。これはアルティメット・クリンチング・チャンピオンシップではないんだ。あのアホのレフリーはボサッとそれを眺めているだけ」


「25連勝のロンバートも、試合はお粗末だった・・・期待はずれだった。こんな風だとは思わなかった。…あれだけもてはやされてやってきて、期待に応えてくれないと、興味が萎えるのも早いな」


UFCがこんなに成長したのは、何も私のおしゃべりのおかげではない。われわれは出来る限りのカードを組む。選手は良い試合をする。毎週土曜日、試合が始まると、すべては私の手を離れる。そして選手が後を引き継いで、良い仕事をしてくれる」


「これまでつまらない大会の数は片手で足りるくらいだと思っているが、今回は指一本増えてしまった」



「私はいつも義務感を感じている。自分ほど強く責任を感じる人は他にいないと思うぞ。今夜も客席から逃げ出したいくらいだった。こんなことは二度とやらない」

独占企業のワンマン社長であることの強みなのかもしれない。さすがに競争が激しかったらこうは言えないんじゃないだろうか。しかし以前からそうだけどホワイトも「膠着が続く試合」はやっぱり嫌っているのね。

ヘクター・ロンバート

上に出てきたヘクター・ロンバート、PRIDEに出場し吉田道場にもいたりした経歴から、応援目線で見ていたけど(今回自分にとってあまり面白くなかったのは、単純に「応援」する選手が彼ぐらいだったからだろう)、その応援目線を抜いても勝ったと思うのだけどなあ。例のカウントするサイトでは、この試合の打撃のヒット数をどう捕らえているのかね。
ただまあ、Lightningの異名の通りの爆発力はたしかに見せられなかったし、デイナの「勝ち負けは別に、WARとなると思ったのに・・・」という失望もわからなくもない。

これはUFC独占で必然的に起きることだが、隆盛期に起爆剤となった「あのXXX団体のエースが、満を持してUFCオクタゴンに!」というカンフルがもう無くなってしまった、ということだ。その最後の大物アリスターは成功しかけたものの、あんな形となってしまったし、さらに最後の最後に・・・それが期待できるロンバートも思わぬ展開になってしまった。
これから巻き返しもできると思うが、ミドル級は合わせて「アンデウソンの婿探し」も行っている階級。今回勝った?ティム・ボーシュが期待できるかというとまた?だし、どうなっていくのでしょうね。