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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

井上学、堀口に敗れてなお株価ストップ高!!!感動の名勝負

今、CSでの試合のオンエア直後にこれを書いている。
下馬評は、興行主の映像もこんな形で、やっぱりみな、堀口目線でした

まったく不明を詫びるしかない。勝てばすごいリターンとなる、とは書いたが、その確率はかなり低いとみていた。
しかしあの試合は・・・・ロッキーだ。ジョーだ。はじめの一歩だ。
あの怪物、野獣的な本能と身体能力、スピードのある堀口に、愚直に組み付き、上になられても下から転がして・・・
とんでもない試合だったし、もともとヨーイドンでやれば倒れない、組んでも上になる素質やバネのある天才選手でも、スタミナ、カーディオが失われればテイクダウン、リバーサルを受けるのだということを再認識させられた。
惜しむべし修斗はラウンド毎採点であり、1、2Rを奪った(特に2Rを豪腕のニアダウンでしのいだ)堀口勝利は問題ないのだが、どちらが株価を暴騰させたかはいうまでもない。
ベガスに居を構える某社の社長、副社長の机上のデータファイルにおいて、1枚のカードが「至急獲得」から「将来性に注目。もう少し様子を観察」の棚に移ったかもしれない。

それもまた、その選手にとっては財産。
そう、手に入れた「財産」の大きさでいえば、ここで粘られ、何度もポジションを逆転させたときに感じたあせり、恐怖、疲れ・・・それらが持つ価値は、勝者のほうが大きかっただろう。
ともあれ、すごい試合であった。今回の大会が、2012年下半期の日本総合のオープニング・イベントだったと思うが、両者のファンにとっても、日本MMA全体にとっても幸先のいいスタートだ。

午前2時、記す。

井上学のリバーサルについて、松原隆一郎氏評す

松原隆一郎 ‏@ryuimatsu
堀口恭司vs井上学。井上、下になってハーフ二重絡みから胯間に頭を埋めてスイープ。今年の七大戦で東大今村が東北大及川にやった分け技だ。今村は前帯をつかんでいたが、井上は胯間から腕を回してロック。井上のさつこさが感動的だった。しかしあれ、分けるだけじゃなくてスイープできるんだな。