記録。
2012年5月27日付読売新聞は、7面に「特別面」を設置し、清武氏が内部資料を持ち出したことを「強く推論」「可能性が最も高い」とすると結論づけた。
正直、あまり野球は詳しくないのでこの話も興味があまり無いんだが、「企業や組織は、このようにして情報流出の経路を調べる」という例としては興味深いので記録する。
<どのようにして調査したか、のまとめ>
・報道および、取材を受けた側から「聞かれた質問内容」をまとめる。
・そこから「何の資料が流出しているのか」を推定し、一覧をつくる。
・そこから例えば「2005年〜2010年の資料」と時機を見る
・その時期に資料にアクセスできた人をピックアップする。
・流出させる動機ありやなしや、も加味する。
・とどめに、社有携帯の通話記録と、会社の経費で送った宅配便の記録を調べる。
・通話先、送り先との人間関係を調べる。
なるほど、スパイキャッチャー、調べる側もさるもの・・・と思ったが、正直最後のヒント(証拠)を残したのは清武氏のうかつさだよな(笑)。暴露本を出す出版社にの社長に最高では1カ月計36回もかけていたとか。朝日新聞の記者には、6日間で計7回電話したとか。社有電話で。それがなければシラをきることはできたのか、どうか。
このへんは諜報のテクニックとして覚えておきたい。