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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

『6億円貢ぐ 送金350回 「がん治療費を、会えないけど」』

このテーマ曲に乗せて。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012042402000233.html
(略)
シバタ関係者や訴訟記録によると、栗田容疑者は〇一年ごろ、葛飾区のJR亀有駅前のキャバクラで、当時二十歳の女性店員と知り合った。何度も店に通い、〇二年からは月に数回デートをするようになった。

 〇三年ごろには、女性から「胃がんになった」と相談され、医療費として女性の口座に振り込みを始めた。〇四年からは「面会謝絶になった」と言われ、女性にほとんど会えなくなった。〇六年以降はメールのやりとりだけの関係だった。

 犯行が発覚する一〇年七月まで、振り込みを続け、最終的に会社からだまし取った六億三千九百万円のうち、女性への振り込みは五億九千四百万円に上った。警視庁は公訴時効(七年)にかかる約一億円を除き、立件する方針だ。

 女性はメールで「個室に入るので金がかかる」「無菌室を使ったので支払いが高額になる」などと、月に何度も金を要求した。栗田容疑者が請求書を見せるよう言うと「疑われたら生きている意味がない、自殺する」とごまかしていた。

 発覚直後、栗田容疑者は女性に「会社の金を横領していた」と告白した。「自首する前に会いたい」。だが、女性は面会を断る一方で「最後に千三百万円お願いできないかな」などと要求した。

 会社側が確認したところ、女性に入通院の記録はなく病気の話はうそと判明した。栗田容疑者がただすとメールで「本当に本当にごめんなさい」。以後、連絡が取れなくなった。
(後略)

どうでもいいけどこの新聞記事、ただの横領・詐欺事件にしてはすごく気合の入った、ディテールにも凝った名文である(笑)

さらにどうでもいいだけどさ、この横領容疑者は
彼女に病気を治してほしかったんだろうか?それとも、彼女の病気を治した恩人になりたかったんだろうか?同じようでも全然違うことだからね、これ。
(※ようやく自分も流行に追いつき、こう台詞を引用できるまでになりました(笑))