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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

『親権欲しさに「虚偽DV」を訴えた』←→『証拠を持って逃げる間もなかった。DVを信じてもらえない』(読売新聞)

4月3日の読売新聞に、ひそかな「スクープ記事」が載った。
ネット記事は公式にはないが、反響はあまりに大きく・・・
記事画像
http://kyodosinken-news.com/?p=5200
  
http://blogs.yahoo.co.jp/nb_ichii/33346154.html

妻と2人の子どもたちは、夜が明けても帰らなかった。
2010年秋。中国地方の30代の男性は、捜索願いを出した翌朝、警察からの電話に耳を疑った。「居場所はわかったが、DV(配偶者間暴力)の届けが出ているので教えられない」。身に覚えはなく、頭が真っ白になった
携帯電話のゲームに熱中する妻が許せず、離婚を切り出したところだった。
 その後、子どもの引渡しを求めた家裁の審判では、弁護士が取り寄せたゲームの通信記録から新たな事実が発覚した。 
「順調に旦那DVにしたてあげる」「(子どもを)連れてでたもん勝ちだから」。妻はゲーム上でそんな書き込みをしていたのだ。昨年春には、妻がゲームを通じて仲良くなった男性と関東地方で暮らしていることも突き止めた。
 その後、裁判所は、妻のDV深刻を虚偽と認めたものの、子どもの養育をするのに不適格だとまでは言えないとして、男性への返還は認めなかった……

ううむ。
たしかにDVを訴え家を出た妻や子供を一時的に保護することも必要。
それを行政や警察がつかんでも「先方がDVを訴えているので教えられない」と拒否することも必要だ。
 
しかしそれを悪用されたら…打つ手はないわな。
記事後半では逆に、こんな例もある。

「DV被害の証拠を残す余裕なんてなかった」。関東地方の30歳代の女性は訴える。
 元夫からの暴力は10年以上続いた。(略)…幼い子ども2人を守るには、連れて逃げるしかなかった。だが、居場所を突き止められて連れ戻され、ついには、子どもを残したまま家を追い出された。子どもを取り戻すため、弁護士らに相談したが、写真などの証拠はなく、なかなかDVを信じてもらえなかった…

解決方法はあるか。アメリカの事例

…棚瀬孝雄・中央大学教授によると、米カリフォルニア州では、子どもの連れ去りを法律で禁じており、DVについては例外と規定する一方、連れ去られた親が相手側を裁判に呼び出して、DVの有無を争える制度を導入している

結局二つの意見が対立するときは「法と証拠」に基づき、権限のあるものが裁定するしかない。「それがいい」のではなく、「それしかない」。神ならぬ人間は。

しかし、それにしても上のような例をよくぞ掘り出してきたものだ。
その取材力はすごいわ。