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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

忘れてた!「沖縄防衛局長講話問題」って処分は…「無し」か。

昨日、ちょっとふるい新聞の切抜きを見ていて、タイトルの問題を思い出した。
もちろん、「処分が先送りになった」という報道までは知っていたが、さてその後どうなりましたかね。けっこう多くの人が、この話忘れてましたよね。
で、ニュース検索に頼ってみたが…どうもまだ処分されていない様子。


政局やら政治情勢がらみで、処分が遅れているのだったら、まあいいけど
ひょっとして…
『あの行動や発言を詳細に検討すると法律論的に「アウト」と言い切れなかった』ゆえに処分が進んでいないのじゃないか???
とも、思うのだが。実際にどうなのだろう。


だとしたら「メディアスクラム」だ「”冤罪”」だと、いう話になるかも知れないし、あれがセーフになる枠組み自体がおかしいという議論になるかもしれない。大阪市労組の政治活動のセーフ・アウトにも、直接ではないがどこかでつながっていることも確かだろうし。

とりあえず、これも「途中経過」が知りたい話。
あとで資料をもう少し集めてみるかな。実際古い記事を読み直すと「法律的には微妙だ」という保留の記述もそこかしこに残っている。
「ジュリスト」みたいな法律専門雑誌に、沖縄防衛局長の問題や大阪市職労の政治活動の是非を論じた記事とかないかな???

追記「更迭なし、訓戒か注意で決着の方針」との報道あった。

【追記】検索を「沖縄防衛局長」「処分」でやったら出てこなかったのだが、「処分」を「更迭」に変えたら記事があった。それも、「更迭はない」という結論だった。

http://www.47news.jp/news/2012/03/post_20120306174250.html
2012年3月6日 09時36分

 【東京】宜野湾市長選をめぐる「講話」問題で、防衛省は5日までに、真部朗沖縄防衛局長を更迭しない方針を固めた。問題発覚直後、地元の反発を考慮し局長職の続行は困難との見方が強かったが、講話に関する違法性が確認されていないことなどから更迭を見送る。
 在日米軍再編などの県内の基地問題は、経緯が複雑で地元との折衝も多岐にわたるため、代わりの適任者がすぐには見つからない省内事情もある。県側から更迭を求める強い声が寄せられていないことも影響したとみられる。
(略)
 講話をめぐっては、省内調査の最終報告を受け、処分内容を判断する。関連法令への抵触がない場合、懲戒処分は適用せず、省令に基づく「訓戒」や「注意」など軽めの処分とする方向で調整している。

余談:こんな「ミッション・インポッシブル」な一幕も

あまり笑い話ではないとはいえ、ちょっとその次第はやっぱり苦笑せざるを得ない。
あと、これなら
「無能・うっかりを装いつつ、わざと日ごろの諜報活動の一端を明かした防衛大臣。その真意は?」…なんてミステリーの端緒にできそうだな。結末が「やっぱりうっかりでした」じゃまずいけどさ(笑)

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120209/stt12020901140000-n1.htm#

沖縄防衛局長「講話」問題 共産党も情報漏洩に動揺
2012.2.9 01:12 [共産党
 沖縄県宜野湾市長選(12日投開票)をめぐり、真部朗(まなべ・ろう)沖縄防衛局長の「講話」やメール情報が共産党に流れたことが防衛省に衝撃を与えたが、実は共産党でも動揺が広がっている。1月31日の衆院予算委員会での赤嶺政賢議員による「爆弾質問」の内容が政府側に漏れていたことが分かったからだ。

 これを暴露したのは田中直紀防衛相だった。赤嶺氏の質問を受け「この委員会に出席をする前に事務次官からこういう質問があるのではないかという指摘をいただき、局としてそういう事実があってはいけないということで調査している」と述べたのだ

 秘密主義を信条とする共産党にはかなりのショックだった。関係者は「講話問題は機関紙『しんぶん赤旗』にもスクープさせず、赤嶺氏が国会で衝撃的に暴露する戦略だったのに…。明らかに党内から外部に情報が漏れた」と疑心暗鬼を隠さない。

 素人防衛相のうっかり暴露は、共産党の動向をウオッチしてきた公安調査庁など公安当局には大きな痛手となった。ある公安関係者は憤りを隠さない。

 「公安当局は日常的に共産党内の協力者から情報収集しており、赤嶺氏の質問も共産党内の『モニター情報』として事前に政府サイドに伝えられていた。でも決して公表してはいけない機密だ。共産党は緩んだタガを締め直してくるだろうから、今後の情報収集活動に支障が出かねない」