この前
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120110/p1
にて
ロシアの日常、世の中の動きって、言葉の問題もあり、あの広い国土での在ロ日本人もそう多くないので本当につかみがたい。「『元気ですか!』ロシアでの生中継は、本当に第1試合からノーカット放送されたのか?その反響は?」「というかロシアのTV事情は?」こんな情報すら自分は確認できないです。
これに対して、コメント欄で教えてくれた人がいました。そのまとめ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120112/p5
多謝。
と同時に、思うことがありました。
各国のネットの「見張り役」が必要。
例えば・・・自分のはてなアンテナから抜粋します
■「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む
http://blog.livedoor.jp/kashikou/
■誤訳御免!
http://goyaku.seesaa.net/
■AskJohnふぁんくらぶ
http://ask-john.cocolog-nifty.com/
海外の漫画事情がネット以前から興味があったので、こう入っているが、それ以上に
・あるテーマを設定する(そういう話題のスレッドを海外サイトから選ぶ)
・それに対する海外無名人のコメントを抜粋、翻訳して紹介する
という形式のブログ、あるいはまとめスレッドが、ひとつのテンプレートとして定着しているということです。
翻訳の手間は掛からないが、いまいくつあるのかプロレスのインディ団体並みに分からない「2ちゃんねるまとめサイト」も数えれば、そういう掲示板からの抜粋まとめサイトは、さらに日本ネット文化の一部分でしょう。
んで、思うのは
「こういう形式の掲示板まとめサイト、重要な国ごとに人工的、人為的にでも置けないかな?」ということでした。
つまり、今回それを思いついたように、ロシア。
自分の勘で、重要国をピックアップするとインターネット大国の韓国。
同じくアジアの重要民主主義国、台湾。
いろんな形で拠点となってるシンガポール。
中東で存在感を増すばかりのトルコ。
かつての盟主で、ムバラク後の展開も見逃せないエジプト
ここもネットが普及しているイスラエル。
アフリカは…まあ全体的に。
南米も・・・全体的にか、もしくは言語も別だしブラジルはほしいか。
北欧もまとめて。
フランス、ドイツ、イギリスあたりは単独で。
インドもいるかな。
オーストラリアも。
・・・・・うわー、これだけで膨大になってしまったな。
もっと絞り込む必要があるかもだけど、こういうところで、上の
「その国の掲示板見て、いいテーマを選んで、無名人の議論をピックアップして日本語に翻訳、みんなに紹介する」というようなサイトがひとつずつできてほしい、と。
もちろんそれが恣意的な紹介になったり意図的な発言の選択をして、イメージをゆがめていくこともあり得るが、それは淘汰していけばいいこと。
また、そもそもそれをやるに足る需要と人材がないかもしれない。
そこで、こればっかりはちょっと市場経済にはまかせず・・・
「ナントカカントカ法人 国際インターネット交流親善強化協会」
的なもんを作る。そしてお国からお金を引っ張る。この際、理事長は天下りを受け入れるのもやむなし。
そして、月…3万円? いや5万円? 専業でやれとも言わんのだから、そんなもんでいいしょ。で、国ごとに「こういうのをやりたい人、そしてそれをやるに足る語学がある人」を試験みたいに募集する。
そこから勝手に「その国のネット事情にお詳しい、フリージャーナリストのXXXさん」になってくれてもかまわない。むしろその登竜門となりたいぐらいだ。
その国にいる人でも、日本にいてネットを見るだけの人もどっちでもOKなのも強みだ。
そういうサイトの、ポータルもつくっていいかもね。
どれぐらいの読者がつくかは分からないけど、とあるきっかけで注目が急にその国に集まったとき、「アンテナ」となったり「蓄積」が役に立つとは思う。
内閣調査室だって、やってることは各国の新聞雑誌の翻訳だというからな。
その成果が目に見えるかどうかの違いだ。
いまの外務省の各種事業と比べても、役に立つんじゃないかと思いますがどうでしょう。
「中国インターネット事情(若手)ジャーナリスト」の競争が熱い!!
上の、設置国に中国を入れなかったのは、「すでにこういうものが民間で出来てるから」でした。
「日中文化交流・・・」も広く言えばそうだし。
■大陸浪人のススメ
http://blog.goo.ne.jp/dongyingwenren
は、表記をわざと2チャンネルふうの訳にしていることも含め、典型というかなんというか・・・、ようはさっきの提案は、「こんなふうなサイトを、重要国には意図的、人工的にでも国ごとに作れ!!」てな話だったんですよ。
「こんなふう」だと思ってください。
管理人はその後、本格的ノンフィクションライターとして講談社のノンフィクション雑誌G2にも登場したし、新書も執筆した。
本のデビュー作はこれだったか?

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しかし、・・・前にも紹介したが再紹介。
これ、彼の新書の裏にかかれた略歴からです(笑)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111105/p3
・・・中国のネット掲示板を2ちゃんねる風の日本語に翻訳・編集するブログを運営していたところ、これが『中国人の本音』なんじゃないかと講談社の編集者に声をかけられ28歳で処女作を刊行。
デビュー後、同業者各位から「ろくに取材もせずにネットの書き込みをパクっただけで本が書ける。中国ネットウォッチャー様(笑)って羨ましいよね」とイヤミを言われ続ける・・・・
そういえばその時、このエントリと同趣旨のことを書き『まだ「中国(語)ネットウォッチャー」は絶対数が足りないのだよ』と述べたら、twitterで「いや、もう多すぎるYO!」といわれた。
で、最近、彼は
「インターネットを見たって中国人の本音はわかりっこない」という本を(笑)

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若手中国ウォッチャーの一覧や、相互評価の相関図なんかがあればいいな。
ふるまいよしこさんとか、「中国で一番有名な日本人」もいるし、福島香織さんも若手と言えるだろうし。
いま見つけた。ちょっとした参考に
■加藤嘉一さんについて私が思うこと
http://zhongwenfanyi.blog69.fc2.com/blog-entry-553.html
■中国で一番有名な日本人、加藤嘉一君への手紙
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2011/07/post-347.php
■そんなに「加藤嘉一くん」は悪者か?
http://wanzee.seesaa.net/article/214343056.html
あと、ネット掲示板の話と趣旨は違うけど、中国圏を中心に、BRICSなどの情報をまとめているポータル的な
http://kinbricksnow.com/
がありますな。「中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。」とうたっている。
14日の台湾総統選で、真価が発揮されるか。