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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

八重山地区の教科書採択問題、こう解決したら?

教科書採択:沖縄・竹富町に自費購入促す…文科相
 
 沖縄県八重山地区(石垣市竹富町与那国町)が来年度から使う中学校の公民教科書を一本化できていない問題で、中川正春文部科学相は26日の衆院文部科学委員会で、採択地区協議会の答申に基づいて保守系育鵬社版を採択した石垣市与那国町の2市町については教科書無償措置法通り無償対象と認める方針を明らかにした。東京書籍版を採択した竹富町については自費購入を促す。瑞慶覧長敏氏(民主)の質問に答えた。
 地区内で採択が二分されたままの状況に配慮した格好だが、竹富町だけを無償措置から外すことに反発も招きそうだ。教科書無償措置法は1963年に制定されたが、無償措置から除外されれば初めての事態となる。
(略)
都道府県教委からの報告期限である同月16日を過ぎても進展が見られないため、文科省は協議会の答申に従った石垣市与那国町の採択を有効と判断した。背景には、地方教育行政法が採択権限を市町村教委にあるとも定める現行制度に不備があり、文科省は制度の見直しを進める。

この前の統一地方選でもちょっと事務拒否があったし、かつての阿久根市でもけど、行政の一部や首長が「うちは定められたXXをしないよっ」とハラを決めると、法律は行政がそういうことを「しない」ということを想定してないから「しない場合はXXXになる」という取り決めもなく、結局混乱するってパターンがある。
基本、今回もその一種であってあんまりイデオロギーは関係するようでしてない。「広域採択の結果はAだったが、うちは不満だ、Aには絶対反対。Bを選ぶ」と中の1自治体が叛乱を起こす…というのは、将来的にはAとBのイデオロギーが今回と正反対の時にも発生するかもしれんわけで。
で、従わないところは無償化対象にならない、という結論は「落としどころ」としても妥当なんじゃないの?「統制・指示には服さない。だから補助も受けない」というトレードオフは分かりやすいし、理にかなっている。そして次の一手を打てばいい。

教科書が有償になった分なんて、全国から寄付を募ればすぐ集まるんじゃない?

教科書の価格というのを調べてみると、この資料では意外なほど安かった。
http://www.shizukyo.com/kyoukasho/teika/teika/teika%20tagata.pdf

んで竹富町の人口
http://www.painusima.com/data.htm
3968人。中学生の割合は推して知るべし。ちなみに有権者(20歳以上)は計3,350人だそうだ。
なんだ。こんなもの、全国から寄付・カンパを募れば一発解決じゃね?おつりこね?
ひとつのシンボルとして、象徴として、イベントとして結構誘引力があると思いますよ。むしろ、ここで運動してやっぱり無償になるより「市民の勝利」っぽさが出て来る。また上にあるように、イデオロギーが正反対の立場で同じシチュエーションが出た時、組織力に劣る保守派に対して「うちのようにカンパを集めて有償で買ってみな」とハードルを挙げる効果もある。
おれが音頭を取って、寄付金集めの口座でも開設するかな…いえいえ、こちらはごくわずかな事務手数料ぐらいで

でも、ほんとはもっと効果的な方法があったんだけどね。

あの教科書、受け入れれば良かったんだよ。
んで、授業では「この教科書では…と記述されていますが、実は……なんですよ!ひどい教科書ですね、だめな教科書ですね。みんなも教科書をうのみにしちゃ駄目だお!」と、こういう教え方をすればいいんじゃないかと(笑)。それこそ個別の教員の指導方法をあれこれ広域の他市町は文句を付けられないし、そんな権限もないだろう。実に合法(笑)。
もし万が一指導があったとしても教室は一種の密室、教師は神であり、どこぞの国ふうにいえば「大佐」なのである。ダダもれ時代ではあるが、情報管理と支配を徹底化すれば秘密を守れるだろう。
生徒が教科書に引きずられるか、それとも教師の誘導・戦略にうまくはまるかは教師の力量次第だが、けっこう分がいい勝負だと思う。史上初の…いや終戦直後以来かな(笑)?「教科書Disり授業」、ハーバードより教室は白熱するかもしれない。
教師は参考として、情熱的な先生が生徒を導いていったこの記録も熟読すべし。

23分間の奇跡 (集英社文庫)

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