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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

私的格闘技インターネット史(1)〜イビジェカフェからすべては始まった

昨日、カウンターの設置から1000万ヒットを記録いたしました。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110917/p5
とはいっても、何をするわけでもなく、ジャイアント馬場の「3000試合連続出場の次の目標は、3001試合出場」という言葉のように今後も精進していきます。
ただ、ひとつだけ記念として、自分一個人の歩みに基づいて、インターネット上で格闘技やプロレスを語るという流れがどう進化していったか、を振り返りたいと思います。もうこの流れを把握している人も少なくなってきたでしょうし。
ただし、例によって面倒くさくなったら途中で放り投げそうなので(笑)、かなりあっさりとやりますよ。あと、自分の記憶、経験と保存しているデータに基づくので当然偏っている。

第1回・すべてはイビジェカフェから始まった

自分の記憶に基くなら、格闘技やプロレスに関して自分が書き込みをインターネット上で行ったのは1997年の春から秋にかけてのころだったように覚えている。ハンドルネームを適当に考えてしまったのには今でも悔いが残る。

場所が「イビジェカフェ」だったのは…そもそも、こうやって不特定多数が書き込んでコミュニケーションできる「掲示板」が、本当に数えるほどしか無かったからである!!
いやホント。しつこく探せばあったのかもしれないけど、とにかくパッと見て気づくような場所はここだけだったはず。流行の言葉でいえば「イビジェ一択」でした。
それに、格闘技とプロレスの掲示板がふたつに分かれているのも、基本的な思想として当時としてはかなり斬新だったのではないかな。

最初の書き込みは覚えているけど、
俺 「ガードポジションのとき、ルールのないストリートファイトでは耳をちぎられないでしょうか?」
木村プロ(※一部の方は懐かしさで感涙!)「ちぎられますけど、根性で耐えます」
という、超絶なおもしろやりとりだった(笑)はずだが、今探した限りではそのログは見つからなかった。イビジェのログはけっこう消失したり、日付のエラーが起きている場合が多い。

現在確認できる、自分の、古い書き込みは
http://www.ibjcafe.com/talk/content/fight/backnumber/index_45.html#4789

いよいよ間近に迫りましたVTJ 97!個人的にはUFJやPRIDE-1より重要な大会だと思っています。
(略)佐竹が頭突きかましてでもニールセンを倒したように、エンセンは何をやってでも今度は勝たねばならない・・・・
といっても相手はフランク=シャムロック、はっきり言ってどんな展開になるか全く予想がつきません。(エンセンがポジションを取り、フランクは足を極めにかかる?)

もう、一字一字が懐かしいね(笑)。
プロレスのほうで確認できた古いやり取り
http://www.ibjcafe.com/talk/content/wrestl/backnumber/index_133.html#14005

日本テレビよ、宝を腐らせるな by グリフォン さん
1997年10月28日(火)01時23分
.>30分枠では選手の入場シーンや、勝利後のコメントも見ることができない
 
本当だよ、全く。日テレは変にアメリカ風に「なったテレ朝と比べると圧倒的にプロレス中継の技術、演出は上なんだ。だからそれをもっと生かしてくれ。エンディングテーマの選び方なんか本当に涙もんだよ。よくわかってんじゃん、プロレスを。(誰か今までのEDの題名、歌手名の一覧教えて!)60分にもどれないなら、せめて若林アナを戻してくれ。彼の実況する三沢−小橋や馳、ハヤブサの試合が見たい!

若林アナ更迭の一件が、話題になっていた時代かあ。


ただ、1990年代後半の生のやり取り、ログを今なお見られる場所というのが実に貴重な存在であって、もし「インターネットプロレス・格闘技論壇」の民俗学というか歴史を研究するバカが仮に出現したら、イビジェのログは唯一無二の史料となるだろう。
その前史として「パソコン通信」フォーラムの歴史があるとも聞くが、自分はまったく見たことが無いので、歴史の前の伝説とするしかない。
ただ、このときイビジェカフェをひっぱっていた人の多くは、パソコン通信でも名を馳せた人であった。

このころの掲示板の顔ぶれを見ると上記木村プロのほか、
蓮乃上蛙(故人)、ファイナルカウントアップ(FCU)、はみだし唐手、Poet、仮面伯爵、リングスバスターズ、格評、鬼丸
などが多く書き込んでいらした。
そしてシュウ(高見の見物)、慈村ゆんた、そして俺なんかが当時から書き込み、今も、定期的に格闘技を話題にしたブログを定期的に書いている層となる。
どう考えても後者のほうが何か間違っているような気がするが、とまれ私が書きこみ始めた1990年代後半はそんな状況だった。(続く)

うわ長え。

最初でこれかい(笑)。あとは適当にプランたてとくか。
・リングス論争
ジャイアント馬場の死、小川sv橋本
・「アミューザ板」への移行。カトー・クン・リー鷹板、NHBニュース
・UGフォーラムと海外情報、スポナビ誕生
・田中正志、ひねリン、「ビヨンド・ザ・マット」、高橋本、WWEブーム
・「ブログ」の誕生
などを適当に振り返れば5、6回はもつだろう。格闘技のネタが無い日にでも書いていくか。