ブラジルと日本の時差は何時間だっけか。調べないけどまあ丸1日ぐらいだろう。そうすると明日がこの大会になるか。
ブラジルまで行けるか?と思ったMMAPLANETはちゃんとフォローしてるな。
http://mmaplanet.jp/
14日(水・現地時間)にブラジルはアマゾナス州マナウスのアレナ・アマドゥ・テイシェイラで行われるAmazon Forest Combat。大河アマゾンに二大源流ネグロ河岸の大都市マナウスは、リオやサンパウロの人々ですら、余りの暑さに体調を崩すといわれる猛暑の街。そんなジャングルのど真ん中で、ホイラー・グレイシーがMMA引退試合を日本の上田勝将(※ママ)と戦う・・・
上田といえば、真の修斗原理主義者であった。
もちろんこの「真の原理主義者」というのは、実際の某教や某教と同様で、他を貶めたり攻撃して自分たちがナンバーワンだと宣伝する、ああいうタイプの自称原理主義者ではない。
根源を突き詰め、それを揺るぎ無い行動原理としているという意味で真の原理主義者だったのである。
このブログでも当時紹介したはずだけど、いまだに覚えている上田の言葉。
Q:他団体とか海外で闘わないんですか?
A:そこで勝っても修斗の公式記録ではないので。
Q:(とある試合で)相手が反則を繰り返しましたが、腹が立ちませんでしたか?
A:反則されるというのは相手が減点され、自分が勝利に近づいていることなので別に。
どちらも、あまりにも正論だ。だが真の正論というのは、実践者がほぼいないから正論なのである(笑)。「修斗と他の”総合格闘技”なんてテニスとバドミントンほどにも違う」なんてテーゼ、言ってた偉い人自身が信じてたかどうか疑わしいが、そんなDisriとは無縁ながら、実質的にそれを実践していたのが上田であった。全修斗のパウンド・フォー・パウンドと見なす人も少なくない。
しかし、初敗北での王座転落、引退の検討のあとの復帰、佐藤ルミナKOと来て、上田が修斗以外の大会に挑むこととなったのだ!!
彼はUFCも目指している。
参考
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52210845.html
【修斗】 上田将勝の今後(ゴン格より) < Gryphon
http ゴン格232号141.142P
発売しばらくたちますが、上田と、彼を指導している鈴木洋平の両者のインタビューから。
上田はブラジルで9月14日、ホイラーグレイシーと対戦予定ですが、それ以外にも・・・
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・上田が勤め先を9月に退職、身軽な環境になったのでUFC挑戦の意思を固めた。
・UFCのジョー・シルバとシェーン・シルビーに連絡。
・「上田のことはよく氏っている。スポットが空けばすぐ連絡する」という返事が来た。つまり具体的な話の進展はない。
・「スポットが空けば」という意味は、バンタムにKIDや水垣がいるから…という意味があると鈴木氏は推測しています。
そしてホイラー戦。
面白いのはホイラー・グレイシー、齢40を越え、当然全盛期の力は無い。しかし一方で65〜70kgという体重で、60kgの上田とは体格の差が有る。
こういう形のバランスの取り方…表題に書いたように「ミノワマン・ファイト」に近いような(笑)。かつての「真の修斗原理主義者」が、なんか一足飛びにアナーキー化したというか、「世界ケンカ旅行」じみたロマンの世界に入っていくような…
いや、それだからこそ面白い、のかもしれない。
この映像が見られる機会も限りなく低そうだが、注目したい。
ついでにこの大会、石井慧も出場。 ついで扱いかよ。